クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)で今強いカード・強いデッキを調べるシリーズ。今回は2024年6月シーズンの情報です。
目次
調査方法
調査方法は従来どおりクラロワAPIを使用して独自にデータを調査しました。
マルチ(伝説の道)のグローバルランキングのTop1000のプレイヤーの使用デッキを調べ、マルチで使用され勝利したデッキの中から最多レーティングを獲得したデッキを1プレイヤー1デッキ採用しています。
比較データ
カードやデッキの使用率や人気順は、前回調査時のデータ(約1ヶ月前)と比較しています。
今回の調査データ
【調査日】6/27(水)(6月シーズン終盤)
比較データ
【調査日】5/31(金)(5月シーズン終盤)
比較データは前回の下記記事で取り上げたものと同じです。
最近のバランス調整・環境変化
前回調査時以降の環境の変化を見てみましょう。
新限界突破:ゴブリンバレル
シーズン頭(6/3)に、ゴブリンバレルの限界突破が解放されました。
新カード3種
6/17(月)にアップデートが実施され、ゴブリン系の新カードが3種類登場しました。
それはゴブリンの呪い、ダイナマイトゴブリン、ゴブリンマシンです。
これらのカードは新モードである「ゴブリンクイーンの旅」を進めることでアンロックできるカードです。
【参考】ゴブリンクイーンの旅とは?
バランス調整
6/17(月)のアップデートと同時にバランス調整が実施されました。
・ステータス値は大会レベル(Lv.11)のもの
・限界突破カードの< >内の%は非限界突破のステータスとの比較率
ラムライダー
突撃助走距離: 3 → 1.5タイル
プリンス
突撃助走距離: 3 → 1.5タイル
槍ゴブリン
初撃速度: 0.5 → 0.3秒
吹き矢ゴブリン
ダメージ: 131 → 142 (+8%)
ジャイアント
射程: 近接(長距離)→ 近接(中距離)
リトルプリンス
[スキル]
ダメージ: 399 → 207 (-48%)
ノックバック: 2.5 → 2タイル
[ガーディアン]
初撃速度: 0.2 → 0.5秒
限界突破ナイト
HP: 1943 <110%> → 1766 <100%>
限界突破テスラ
- パルスダメージ: 192 → 148 (-23%)
- パルススタン時間: 1 → 0.5秒
- 死亡時パルス: 出ない時があったバグの修正
ゴブリンの檻
檻のHP: 742 → 780 (+5%)
ボイド
初撃速度: 0.4 → 1.0秒
ダメージ間隔: 1.5 → 1.3秒
ダガーガール
ダメージ: 153 → 112 (-27%)
ダガーのチャージ時間: 1.2 → 0.8秒
下記がバランス調整内容の主な情報源です。
公式ブログ
日本語版は未公開(英語版)
RoyaleAPI (RoyaleAPI)
kabutom (kabutom)
バランス調整(June Update) 2024-06|note
臨時バランス調整
・ステータス値は大会レベル(Lv.11)のもの
ゴブリンマシン
ロケットのダメージ: 588 → 391 (-33%)
ロケットのタワーダメージ: 588 → 195 (-67%)
ロケットの攻撃速度: 3.5 → 4.0秒
ゴブリンの呪い
ダメージ増幅: +50% → +35%
バトルヒーラー
非攻撃時の回復: 33 → 0
※技術的な問題によりアップデート後から変更済
下記がバランス調整内容の主な情報源です。
公式ブログ
RoyaleAPI (RoyaleAPI)
kabutom (kabutom)
カード
カテゴリ別にカードの使用率を見ていきます。
カードの使用率の平均は約7.0%(1デッキ8カード÷カード114種類)です。全てのカードがこの数字に近づくことがバランスの取れた環境という理想の1つです。
一覧の見方
カード一覧の見方は下記の通りです。
数字(%)はカードの使用率を表しています。
文字色 | 意味 |
---|---|
黒字 | 非限界突破 |
紫文字 | 限界突破 |
青字 | 非限界突破と限界突破の合計 |
また、一番下の数字は前回からの使用率の変化です。
文字色 | 意味 |
---|---|
緑文字 | 使用率 増加 |
赤文字 | 使用率 減少 |
限界突破解放済のカードに関しては、使用率の変化は合計使用率の変化を見ています。
つまり、上記例では「ウォールブレイカー」というカードを限界突破のあり無し関係なしに見ると、使用率は21.8%であり前回から13.5%増えたという意味になります。
主軸
相手タワーへのダメージ源となったりデッキの軸を決めるようなカードは主軸カードやキーカードなどと呼ばれます。
主軸カードと主軸に準ずるカードを合わせたカードの使用率一覧は下記のようになります。
カードの並び順は使用率の高い順です。合計使用率がある場合はそれが使用されます。
バランス調整で突撃助走距離が増えた強化を受けたラムライダーが大きく使用率を上げました。そしてラムライダーと合わせて使われているのがP.E.K.K.A(ペッカ)です。
ジャイアントはバランス調整で弱体化されたこともあり使用率を大きく落としました。
呪文
新カードのゴブリンの呪いがトップに立ちました。ザップも使用率上昇です。
ボイドや矢の雨、ポイズンといった所は使用率を下げました。
建物
バランス調整で限界突破能力が弱体化されたテスラですが使用率を増やしています。
限界突破カード
限界突破使用率(紫文字)は、デッキの中に2つ存在する限界突破スロットにどのカードがセットされているかを表した数字になっており、全てを足すと200%となります。
マークは限界突破が使われなかった割合を表しています。
ここでの使用率変動は、限界突破使用率(紫文字)の変動を表します。
バランス調整で弱体化されたナイトの使用率が下がりました。ジャイアントデッキに入ることが多かったウィザードも使用率を落としています。
チャンピオン
チャンピオンは1デッキに最大1体しか入れることができないので、その割合を見ることができます。
マークはチャンピオンが使われなかった割合を表しています。
バランス調整で弱体化されたリトルプリンスが大きく使用率を落としました。
一般ユニット
下記が前述の主軸系カードやチャンピオンを除いたユニットの使用率一覧です。
使用率増加が大きいカード
全カードの中で使用率の変動が大きかったものを見てみましょう。
下記が使用率の増加が大きかったカードです。
ゴブリン系新カード3つはどれも高い使用率となっています。
ラムライダーと同じく突撃助走距離が短くなったプリンスの使用率も高くなっています。
使用率減少が大きいカード
下記が使用率の減少が大きかったカードです。
ジャイアントなどと組み合わせて使われることが多かったダークネクロや漁師トリトンの使用率が大きく下がりました。
タワーユニット
バランス調整で弱体化を意図したリワークが行われたダガーガールですが、まだ弱体化は足りていないようです。
デッキ
各デッキについてデッキポイントという独自のポイントを計算し、その高い順から50デッキ掲載します。
【表記について】
- Rating(Rank): そのデッキで到達した最大レーティングとその時の順位の目安
- Num: そのデッキを使用するプレイヤー数
- DP: デッキポイント。そのデッキの使用人数が多いほど、またプレイヤーがそのデッキで到達した順位が高いほど多い数値となります。
- ▲と▼: 前回からの変化。▲▲は前回はTop1000のプレイヤーでは使用が無かったデッキを意味します。
限界突破可能カードに関しては、限界突破しているカードとしていないカードは別ものとしてデッキを集計しています。
タワーユニットについても、別のタワーユニットの場合は別のデッキとして集計しています。
1~10位
ゴブリン系新カード3種のどれかが入るデッキが多く、Top10のほとんどのデッキは先月比較で新登場となっています。
11~20位
21~30位
31~40位
41~50位
最後に
一度の3つの新カードが登場し、そのどれもが強い(ぶっ壊れレベル)となると環境は荒れますね。
7月シーズンの頭(7/2)には再度バランス調整が予定されており、これら新カードやダガーガール、プリンス、ラムライダーなどの弱体化が現在調整候補として挙がっています。
まずはダガーガールを使われなくなるくらいでもいいので大幅に弱体化してみたほうがいいんじゃないかと思います。なんたってタワーは長い間ずっとプリンセスだったんですから。
以上です!よきクラロワライフを!
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