前回、ブロスタチャンピオンシップ(公式サイト)からリンクがはられている大会規約を日本語訳しました👇が、本記事ではその要点を整理して書いてみます。
目次
カレンダー
まずは2020年のブロスタチャンピオンシップ全体をカレンダーにまとめてみました。
毎月戦いが行われ(本記事では「節」と呼ぶことにします)、そのトータルの成績により世界一決定戦に出場できるチームが決定します。
節の流れ
それぞれの節の流れは以下のようになります。
- チャンピオンシップチャレンジ
- ゲーム内イベント
- 3敗する前に15勝できればクリア
- クリアした人だけが地域予選に参加できる
- 地域予選
- オンラインで2日間行われる
- ESL Playというプラットフォーム上で行われる
- 参加者数に制限なし
- 1つのトーナメントで争い1敗したら終わり(シングルエリミネーション)
- (日本の場合)1位と2位のチームがマンスリーファイナルへの出場権を獲得
- 3位と4位のチームはポイントを獲得できるが、その節はこれで終わり
- マンスリーファイナル
- 世界の各地域から全8チームが集まって戦う
- ポーランドで行われるオフライン大会
- メディアデーが1日と試合が2日行われる
- 1つのトーナメントで争い1敗したら終わり(シングルエリミネーション)
- 順位に応じてポイントを獲得する(1~8位の全チーム)
ざっくりまとめるとこんな感じでしょうか。
- チャレンジで15勝するのが第一段階
- 地域予選で4位以内に入ればポイントが獲得できる
- マンスリーファイナルに進むことで、より多くのポイントを獲得できる
地域と出場枠
前章でマンスリーファイナルに参加できるのは8チームと書きました。
世界全体が5つの地域に分けられ、それぞれに出場枠が決められています。
短縮表記 | 地域 | 出場枠 |
---|---|---|
Europe | ヨーロッパ、中東、アフリカ | 3枠 |
APAC & JP | アジア太平洋、日本 | 2枠 |
Korea | 韓国 | 1枠 |
NA & LATAM N | 北米、中南米の北部 | 1枠 |
LATAM S | 中南米の南部 | 1枠 |
日本は「APAC & JP」という地域に入ります。
韓国を除く、東アジア、南アジア、東南アジア、オセアニア全体の地域となるでしょうか。
全部合わせて8枠です。
マンスリーファイナルも世界一決定戦もこの出場枠の割り振りとされていますが、この割り振りは後に変更される可能性があるようです。
出場できる条件
ESL Play上で行われる地域予選に参加する段階で、出場するための条件があります。
ざっくりこんな感じだと思います。
- その月のチャレンジで15勝している事
- 16歳以上
- パスポートを持っている事
チーム
先に書いたように、毎節ポイントを獲得する事が世界一決定戦に出場するための目標となります。
ポイントを獲得するのは個人単位ではなくチーム(チーム名簿)です。
地域予選で(日本だと4位以内に入り)ポイントを獲得した時点でそのチームにポイントが入りますが、それ以降に全然別のチームを組むとそれまでのポイントが失われる可能性があるという事になります。
安全のためなどの理由で、4人でチームを組む事が推奨されます。
シーズン前半(5月まで)と後半(6月以降)にそれぞれ1回だけチームメンバーを変更(追加・削除・入れ替え)ができます。
例えば、最初ABCDのメンバーがシーズン前半中にABDEになって、世界一決定戦に出る時にはADEFになっているみたいな事が可能という事ですね。
マンスリーファイナルや世界一決定戦の旅行費と宿泊費は(4人分まで)管理チームが負担してくれます。
ポイント
日本チーム(「APAC & JP」エリア)が獲得できるポイントの仕組みを見てみます。
- 地域予選4位 – 10ポイント
- 地域予選3位 – 20ポイント
- マンスリーファイナル(地域予選2位以内で出場)
- 5~8位 – 40ポイント
- 3、4位 – 60ポイント
- 2位 – 80ポイント
- 1位 – 100ポイント
試合形式
使用されるモードは次の5つ。
- 制圧 [Siege]
- 賞金稼ぎ [Bounty]
- エメラルドハント [Gem Grab]
- 強奪 [Heist]
- ブロストライカー [Brawl Ball]
マップは地域予選ではESP Play上で確認できる。
試合の勝敗の決め方は、地域予選はすべてセットBO3、マンスリーファイナルはすべてセットBO5。
セットの勝敗の決め方は、マンスリーファイナルの決勝のみゲームBO5で、それ以外はゲームBO3。
世界一決定戦のフォーマットは未発表。
賞金
賞金はマンスリーファイナルと世界一決定戦で出そうな感じです。
マンスリーファイナルの賞金は以下の通り。
- 1位 – 25000ドル
- 2位 – 12500ドル
- 3,4位 – 6250ドル
- 5~8位 – 3125ドル
合計すると62500ドル。8節の合計だと50万ドル。
ブロスタチャンピオンシップの賞金プール(賞金の合計)が100万ドル以上と発表されていますので、残りが世界一決定戦の賞金になるのかもしれません。
注意点
大会規約を見て気になった点や注意したほうがいいかな?と思った所です。
- ブロスタチャンピオンシップに参加した後は原則、アカウント名を変更できません。
最後に
毎月(毎節)のマンスリーファイナルが海外(ポーランド)で行われるという事で、日本のチーム・選手にとっては少し負担が大きいのかな?と感じました。
世界一決定戦を目指すには大部分をブロスタに専念できる環境が大事になってくるのではないかと思います。
ただ、毎月の地域予選は「APAC & JP」というアジアの広い枠組みで争われるので、毎月上位2チームに入るのが「常連」チームになるのか毎回変わるのかはやってみないと分からない部分です。
試合が放送されるのはマンスリーファイナルからになるのかな?とは思いますが、毎月の熱い戦いを楽しみにしたいと思います。
ちなみに、最初にブロスタチャンピオンシップについて調べた時の記事は👇になります。ご参考まで。
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