クラロワ(クラッシュ・ロワイヤル)でカードのバランス調整の内容が発表されました。
昨年の12月8日以来の久々のバランス調整ということで、多くのカードについて変更が加えられています。
バランス調整の実施日については、今日(3/29)や明日に実施されるという噂があります。
【追記】3/30(火)に実施されました。
【2021/04/08】エリートバーバリアンが再調整されましたので追記しました。
目次
情報源
3/27(土)22:00にアップデート内容がSupercellクリエイターにより情報解禁されました。
Supercellクリエイター
RoyaleAPI (クリエイターコード: royaleapi)
きーる(クリエイターコード: kir)
公式ブログ
本記事ではこれらの情報源などをもとに情報をまとめてみたいと思います。
強化
今回バランス調整されたそれぞれのカードについて見ていきます。前述のRoyaleAPIのカテゴリ分けを採用し、強化・弱体化・リワーク(カード特性の作り替え)の順に見ていきます。
(※)ダメージやHPといったステータスは大会レベル(レベル9)のものを記します。
マザーネクロマンサー
- ダメージ(Damage) 96 → 110 (+14%)
- 攻撃速度(Hit Speed) 1.2秒 → 1.1秒
- 初撃速度(First Hit) 0.5秒 → 0.4秒
3つのステータスが強化されました。
ダメージ(一撃の攻撃力)が110に上がり槍ゴブリン(HP110)が一発で倒せるレベルになりました。
DPS(damage per second/1秒間当たりのダメージ)を計算すると次のようになります。
【調整前】96 / 1.2秒 = 80dps
【調整後】110 / 1.1秒 = 100dps
DPSは25%のアップとなります。
ネクロマンサー
- 射程(Range) 5 → 5.5
射程が長くなると敵に対して先に攻撃を開始できたり一方的に攻撃できたりします。ですので強化と言えるでしょう。
射程5のユニットには槍ゴブリンやアーチャーなどがいます。射程5.5のユニットにはウィザードやマザーネクロマンサーなどがいます。
エリートバーバリアン
- 攻撃速度(Hit Speed) 1.5秒 → 1.4秒
- 初撃速度(First Hit) 0.5秒 → 0.4秒
初撃速度は射程に入ってから最初に攻撃するまでの時間です。これが早くなり、攻撃速度(攻撃間隔)も早くなりました。攻撃に関する素早さが少し上がった強化です。
DPSを計算すると次のようになります。
【調整前】318 / 1.5秒 = 212dps
【調整後】318 / 1.4秒 = 227dps
DPSは7%アップとなります。
【2021/04/08追記】
4/8(木)0:00頃のメンテナンスでエリートバーバリアンに関する調整が行われ、初撃速度が0.4秒から0.5秒に変更となりました。つまりは、今回のエリババの一連の調整は攻撃速度が上がったのみになったということになります。
三銃士
- 配置時間(Deploy Time) 2秒 → 1秒
配置時間というのはユニットを場に出してから動き出すまでにかかる時間のことです。これが早くなり強化されました。
参考までに三銃士の過去のバランス調整の履歴を書いてみます(参考:Wiki)。
調整履歴(最近のもの)
- 2019年2月 ダメージ+3%。コスト9→10
- 2019年5月 配置時間 1秒→3秒。コスト10→9
- 2019年12月 配置時間 3秒→2秒。設置間隔 0.15秒→0.5秒
- 2020年6月 設置間隔 0.5秒→0.1秒
- (今回) 配置時間 2秒→1秒
三銃士はコストが重くエリクサーが9貯まらないと場に出せないユニットなのにもかかわらず、今まではコストが10に増やされてみたり、硬直時間(配置時間)を何秒も作られたりして、それだけ弱点が目立つユニットでした。
今回のバランス調整で強化され、ようやく2019年2月以前の強さを取り戻すと言えるでしょう。
弱体化
続いて弱体化されたカードを見ていきます。
現環境で使用率が高かったり、ちょっと強すぎるんじゃね?というようなカードが弱体化されています。カードの使用率については以前書いた下記記事も参考にしてください。
ナイト
- HP(Hitpoints) 1452 → 1380(-5%)
現状、数多くのデッキに入り使用率が高いナイトですが、HPが少し減りました。
ハンター
- 初撃速度(First Hit) 0.7秒 → 1.1秒
ハンターもまた現環境で使用率が高いユニットの1つです。今回の調整で初撃速度が下がり、敵の攻撃を完封する事がシビアになってくるかもしれません。
ザッピー
- 初撃速度(First Hit) 0.9秒 → 1.1秒
自陣で敵の動きを足止めする能力の高いザッピーですが、初撃速度が少し下がりました。
バルーン
- 死亡時ダメージ(Death Damage) 272 → 199(-27%)
死亡時ダメージというのは、ユニットの本体が倒された時に、その場に爆弾を残し、その爆弾のダメージがタワーやユニットに入るという仕組みです。
後述するボムタワーと巨大スケルトンの死亡時ダメージも今回弱体化されており、それを倒したユニットが爆弾で一掃されてしまう無力感を以前ほどは感じなくなるでしょう。
主軸カードの中で現状使用率が高いバルーンですが、今回弱体化されるものの、バルーンに強いハンターの弱体化もありますので、今後使用率がどう変化するのか注目されます。
ボムタワー
- 死亡時ダメージ(Death Damage) 369 → 184(-50%)
ボムタワーの死亡時ダメージは半減と、大きく減りました。
後衛ユニットを爆弾で処理する能力も高かったボムタワーですが、今後は別の建物に置き換わる可能性もあるでしょう。
60式ムート
- 移動速度(Speed) はやい → ふつう
弱体化のカテゴリに入れていますが、移動速度は早いほど強いとは一概には言えないので「変更された」マークを付けておきます。
ムートについては橋前ムートの脅威が減るので弱体化になりそうな気はしますが…
リワーク
リワークというのは、単にステータスを上下させるという調整ではなく、カードの性質を作り変えるような変更のことを言います。
巨大スケルトン
- ダメージ(Damage) 172 → 222 (+29%)
- 死亡時ダメージ(Death Damage) 957 → 444(-54%)
死亡時に落とす爆弾による防衛力というより、敵を倒して進む前進力に可能性がでてくる変化です。
一撃のダメージは222に増え、吹き矢ゴブリン(HP216)やプリンセス(HP216)を一発で倒します。また、ザッピー(HP440)やマジックアーチャー(HP440)を2発で倒せるようになります。
ボンバー
→
- エリクサーコスト(Elixir Cost) 3 → 2
- HP(Hitpoints) 398 → 275(-31%)
- ダメージ(Damage) 271 → 184 (-32%)
コストが3から2に減り、それに伴い能力が減少しました。つまりはユニットとして小型化したという事になります。
HPが減り、矢の雨(ダメージ303)で倒されるようになりました。ローリングウッド(ダメージ240)では残ります。
ダメージが減り、アーチャー(HP252)やプリンセス(HP216)が一発では倒せなくなりました。
ヒールスピリット
- ダメージ(Damage) 28 → 91 (+225%)
- 回復範囲(Heal Radius)3.5 → 2.5
ダメージが増え、以前のようにスケルトン(HP67)やコウモリ(HP67)が倒せるようになりました。一方で回復効果の範囲が狭くなったので、使うタイミングや位置がより大事になってくるでしょう。
参考までにヒールスピリットの過去のバランス調整の履歴を書いてみます(参考:Wiki)。
調整履歴
- 2020年9月 回復範囲 4 → 3.5
- 2020年10月 回復量 366/秒 → 332/秒(9%減)
- 2020年12月 ダメージ 91 → 28
- (今回) ダメージ 28 → 91、回復範囲 3.5 → 2.5
最後に
バランス調整の頻度については以前公式ブログでアナウンスがありました。
⇒ バランス調整 | Clash Royale (2020/12/09)
毎月バランス調整を行うことをやめ、「必要に応じて」「大きなアップデート等と同じタイミングで」行うことに決まりました。今回のバランス調整はその最初のアップデートとなりました。
今回は4ヶ月近く間が空いたので長く感じましたが、個人的な願望としては、今後は3ヶ月に1度、定期的にアップデートとバランス調整が行われればいいなと思います。クラロワの運営や開発陣が魅力的で新しいコンテンツを作り続けるサイクルが今のこのサイクルならそれを支持し応援したいと思います。
今回バランス調整の内容については・・・三銃士で最高トロが出せればいいなぁ🙄と思います。
以上です!よきクラロワライフを!
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