クラロワ(クラッシュ・ロワイヤル)で本日カードのバランス調整が行われました。
本記事ではこのバランス調整の内容について詳しく見ていきたいと思います。
目次
調整案と正式版
今回のバランス調整は初めての試みとして、実際の調整内容の発表の前に調整案を発表する方法が取られました。
調整案は5/21(土)にSupercellクリエイターにより発表され、コミュニティの意見を取り入れた上で、正式版は5/24(火)に発表されました。
情報源・クリエイター発表
Supercellクリエイター
RoyaleAPI (クリエイターコード: royaleapi)
kabutom(クリエイターコード: kabutom)
クラロワ | Update | バランス調整(Season 36)2022-06 (note記事)
きーる(クリエイターコード: kir)
けんつめし(クリエイターコード: kent)
バランス調整確定!ウッドはタワーダメージ弱体化!マザネク無双確定!
正式版の決定を受けて。
ライキジョーンズ(クリエイターコード: raiki)
ヤバいと噂の新環境を先行プレイしたら面白すぎたwww【アプデ速報】
調整案の開発ビルドを使ったプレイ。
公式ブログ
公式ブログ(およびゲーム内クラロワニュース)で公開されている情報です。
- 【英語版】Balance Changes June 2022
- 【日本語版】2022年6月のバランス調整
本記事ではこれらの情報やそれをもとに自分で調べた内容についてまとめてみたいと思います。本記事中の引用には公式ブログの説明を用います。
実施日
6/6(月)から6月シーズンが始まりましたが、その翌日の6/7(火)16時ごろから開始したメンテナンスによりバランス調整が行われました(参照:公式ツイート)。
どういうカードが調整されるのか?
バランス調整の対象になるカードは、現環境で使用率が高すぎたり(強すぎたり)、低すぎたり(弱すぎたり)するカードがメインになると思います。
本記事には、先日書いた下記記事のカード使用率も併せて記載したいと思います。
強化
今回バランス調整されたそれぞれのカードについて見ていきます。強化・弱体化・リワーク(カード特性の作り替え)の順に見ていきます。
ダメージやHPといったカードのステータスは大会レベル(チャレンジレベル)であるレベル11のものを記します。
マザーネクロマンサー
- 攻撃速度(Hit Speed) 1.1秒 → 1.0秒 (-9%)
- 初撃速度(First Hit)0.4秒 → 0.3秒
【使用率】1.7%(*)
(*) 全106枚のカードの使用率の平均値は7.5%であり、この数字が一つの目安となります。
マザーネクロマンサーは前回のバランス調整以降、使用率と勝率が一気に低下してしまいました。そこで、今回は毎秒ダメージを増加させ、より速いペースで呪われたホグを繰り出せるように変更しました。これで、以前のヒットポイントの弱体化をカバーできるはずです!
(公式ブログより)
攻撃の間隔が0.1秒早くなる強化です。その分DPS(単位時間あたりのダメージ)は9%上昇します。また、敵を見つけてから最初に攻撃するまでの間隔も0.1秒早くなります。
ダークネクロ
- 攻撃速度(Hit Speed) 1.5秒 → 1.3秒 (-13%)
【使用率】4.3%
ダークネクロは、死亡時にコウモリが召喚されなくなって以来、なかなか活躍の場を見いだせていませんでした。今回は攻撃速度を上げてあげたので、以前のようにサポーターとアタッカーの両方の役割を十分に果たすことができるようになるでしょう。
(公式ブログより)
エレクトロジャイアント
- HP(Hitpoints)3536 → 3856 (+9%)
【使用率】1.7%
前回の調整では、エリクサーコストが下がったとはいえ、あまりにも耐久力がなくなってしまいました。ヒットポイントが強化されれば、「ジャイアント」の名に相応しい強さを取り戻せるはずです。
(公式ブログより)
エレジャイは4月のバランス調整でリワークを受け、エリクサーコストが8から7に下がる代わりにHPとダメージが減少していました。この時HPは4160から3536に減少(624HP減)しましたが、今回HPが戻り、4月以前(4160)と比べると304HP減となりました。
バーバリアン
- 攻撃速度(Hit Speed):1.4秒 → 1.3秒
この変更はバーバリアン、攻城バーバリアン、バーバリアンの小屋、ローリングバーバリアンのカードに影響します。
【使用率】
・バーバリアン 3.2%
・攻城バーバリアン 2.7%
・バーバリアンの小屋 0.3%
・ローリングバーバリアン 15.3%
上記のカードはローリングバーバリアンを除いて、どちらかというと弱い部類に属していました。そこで、ローリングバーバリアンの射程を減少(ページの一番下をご覧ください)させたうえで、4種類すべてのカードを一律に強化することで、バーバリアン系の使用率と勝率を上げられるのではないかと考えています!
(公式ブログより)
弱体化
ローリングウッド
- クラウンタワーダメージ:87 → 58 (-33%)
【使用率】44.6%(呪文の中で最高使用率)
ローリングウッドは強力で用途も幅広いため、ゲームの中ではもう長いこと人気No.1のカードとなっています。ですが、そろそろ少し弱体化させてもいい頃かもしれません!
プレイヤーの皆さまからお寄せいただいたご意見を取り入れ、ノックバックの効果は残したままクラウンタワーへのダメージを減少させることにしました。つまり、ノックバックという長所を発揮しつつ枯渇デッキへの対応にも使えるわけですが、代わりにクラウンタワーへ与えるダメージが他の呪文よりも少なくなります。
(公式ブログより)
タワーへのダメージが減少し、ザップや雪玉と同じになります。
スケルトンキング
- スキルで召喚するスケルトン:最大20体 → 最大18体
【使用率】14.4%
ガイコツ界の頂点に君臨するスケルトンキングは、ソウルコールでおびただしい数の死霊を集めて敵陣に攻め入り、プレイヤーを大いに苦しめていました。今回の調整では、この無限スケルトン攻撃を少し加減してもらうよう彼にお願いをしました。
(公式ブログより)
ロイヤルゴースト
- 透明化にかかる時間:1.6秒 → 1.8秒
【使用率】14.4%
強いデッキには得てしてロイヤルゴーストが含まれています。眠い目をこすりながらも暴れ回っていた彼ですが、少しやりすぎかもしれません。今回は敵から姿が見える時間を少し長くしたので、バランスが改善されるはずです。
(公式ブログより)
リワーク
リワークというのは、単にステータスを上下させるという調整ではなく、カードの性質を作り変えるような変更のことを言います。
ローリングバーバリアン
- 射程(Range):5 → 4.5
- [バーバリアン] 攻撃速度(Hit Speed):1.4秒 → 1.3秒
【使用率】15.3%
ローリングバーバリアンもローリングウッドと肩を並べる最強のカードとして、もう何カ月もの間、高い使用率を誇ってきました。今回は射程を減少させたので、橋前から単独で繰り出した時にタワーを攻撃できる回数が2回ではなく1回になります。
(公式ブログより)
前述のようにバーバリアンが強化されたため、強くなりすぎないように射程(転がる距離)が短くなりました。
バグ修正
ゴブリンドリル
- 地下を移動する速度:0.4 → 0.3 (-25%)
【使用率】10.6%
どうやらゴブリンドリルは密かに恩恵を受けていたようです。マイティディガーが地面を掘りすぎたせいで地盤が緩み、移動速度が上昇していました。しかしこの度、アリーナの土を固め直したので、ドリルの移動速度も落ちることでしょう。
(公式ブログより)
(意訳:以前マイティディガーに加えた変更がゴブリンドリルにも影響を与えており、ゴブリンドリルの移動速度が意図せず上がっていたことが分かりました。今回の変更で、その影響は修正されました。)
運営Max氏のツイート
SupercellのコミュニティマネージャーのMax氏がバランス調整に関してユーザーから寄せられた意見についてTwitter上で返答していました。
簡単に日本語に訳してみたいと思います。
ローリングウッドを弱体化せず、他の小型呪文を強化してください
現在、ゲームは低エリクサーカードを中心に回っており、他の小型呪文はどれも勝率が良いです。それらを強化することは、おそらく「最悪」な状況を作り出すことになるでしょう。
迫撃砲とファイアスピリット
どちらもマルチ上位では強く、他ではそれほどでもないのですが、私達は注視しています。
スケルトンキングのHPを減らして
先にスキルを弱体化することを決めました。HPを減らすとスキルの発動をより困難にするかもしれません。
エレクトロジャイアント
強化によって以前のHPと現在のHPのちょうど中間に位置することになります。それがどうなるかを見ていきますが、他のオプションも考えています。
ゴブリン・エリクサーゴーレム・レイジ・バトルヒーラー(筆者注:使用率の低いカードたち)
これらはすべて(調整対象)リストに載っていますが、Excelシートの数字を変更する以上のことが必要と考えています。
最後に
前回のバランス調整では鏡やエリクサーポンプなどが調整されやや奇抜な調整に見えました。それと比べると今回のバランス調整は全体的に大人しめかな?という印象です。
新しい環境でまた新しいデッキが生み出されることが楽しみです。
以上です!よきクラロワライフを!
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