クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)では、今月は2度のバランス調整が行われました。
本記事ではこのバランス調整の内容について詳しく見ていきたいと思います。
目次
調整案と正式版
最近のバランス調整時に行われているように、今回も実際の調整内容の発表の前に調整案を発表する方法が取られました。
調整案は11/30(水)にSupercellクリエイターにより発表され、コミュニティの意見を取り入れた上で、正式版は12/7(水)に発表されました。
情報源・クリエイター発表
Supercellクリエイター
RoyaleAPI (royaleapi)
下記が正式版のバランス調整内容です。
Final Balance Changes – Clash Royale December 2022 (Season 42) | Blog
調整案からはレイジのみ調整内容が変更されました。ノックバックが無くなり、ダメージがゴブリンを倒せない程度に減少しました。
また、この中でレイジ(ランバージャックを含む)に関する調整は、時期をずらして、12月に行われるアップデート時に行われます。
kabutom (kabutom)
公式ブログ
公式ブログ(およびゲーム内クラロワニュース)で公開されている情報です。
本記事ではこれらの情報やそれをもとに自分で調べた内容についてまとめてみたいと思います。本記事中の引用には公式ブログの説明を用います。
実施日
12/5(月)から12月シーズンが始まりましたが、2日後の12/7(水)17:30頃から開始したメンテナンスによりバランス調整が行われました(参照:公式ツイート)。
また、レイジに関するバランス調整は、12/12(月) 19:30頃から開始したメンテナンスにより行われました。
どういうカードが調整されるのか?
バランス調整の対象になるカードは、現環境で使用率が高すぎたり(強すぎたり)、低すぎたり(弱すぎたり)するカードがメインになると思います。
本記事には、先日書いた下記記事のカード使用率も併せて記載したいと思います。
強化
今回バランス調整されたそれぞれのカードについて見ていきます。強化・弱体化・リワーク(カード特性の作り替え)の順に見ていきます。
ダメージやHPといったカードのステータスは大会レベル(チャレンジレベル)であるレベル11のものを記します。
マイティディガー
- 移動速度(Speed) ふつう → はやい
【使用率】1.2%(*)
(*) 全107枚のカードの使用率の平均値は約7.5%であり、この数字が一つの目安となります。
弱体化されたうえにモンクが登場したことで、マイティディガーの使用率は急降下してしまいました。そのため今回はスピードを強化し、タワーに到達しやすくなるよう調整します。
(公式ブログより)
ガーゴイル
- ダメージ(Damage)102 → 117 (+15%)
- 登場時の配置 より広い円状に配置されるように(ガーゴイルの群れのみ)
【使用率】
・ガーゴイル 0.6%
・ガーゴイルの群れ 1.1%
人気が下がっていたガーゴイルですが、同系統の低コストのユニット(コウモリなど)に席を奪われないよう、ダメージ量を増加さます。
(公式ブログより)
ガーゴイルの群れに関しては、配置時の陣形が広くなるので、範囲ダメージを与えるユニット(ベビードラゴンなど)を囲いやすくなります。これで、戦場にいられる時間が少し延びるはずです。
弱体化
モンク
- エリクサーコスト(Elixir Cost)4 → 5
【使用率】35.2%
モンクはあまりにも強すぎるチャンピオンであり、エリクサーコストのバランスを保つため調整が必要でした。
スキルに関しては据え置きの1コストのため、使いやすさは変わりません。ただし、モンク投入時のコストを増加させることで、デッキに入れるハードルが上がるはずです。
(公式ブログより)
フェニックス
- HP(Hitpoints)1210 → 1052 (-13%)
【使用率】19.9%
ヒットポイントを減らすことで汎用性を下げ、ライトニングでの撃破など、対抗策を増やすことが狙いです。
(公式ブログより)
HPが減少し、ライトニングの呪文(ダメージ1056)で倒されるようになりました。
リワーク
リワークというのは、単にステータスを上下させるという調整ではなく、カードの性質を作り変えるような変更のことを言います。
レイジ
- ダメージ(Damage) 無し → 192
- 半径(Radius) 5 → 3
- 効果時間(Duration) Lv.により可変(*) → 6秒固定
(*)Lv.6の6秒からLv.14の10秒まで0.5秒刻み
【使用率】
・レイジ 2.9%
・ランバージャック 11.1%
レイジはアップグレード状況によって強さが大きく変わるカードでした。レベルが低いときはあまり使い道はありませんが、レベルが高くなると効果時間が大幅に増加し、強力なカードに変身します。
今回のリワークは、効果時間を均一にするとともに、使い方の幅を広げることが目的です。
他の低コストの呪文とのバランスを取りつつ、面白味のあるカードにしたいと考えています。
(公式ブログより)
レイジの呪文と、ランバージャックの死亡時のレイジ効果の両方にこの調整内容は適用されます。
新たに加わったダメージの192というのは、巨大雪玉やザップと同じダメージ量です。
ゴブリンの小屋
- 生成速度 4秒 → 11秒
- 生成数 1体 → 3体
- 稼働時間 31秒 → 29秒
【使用率】0.3%
バーバリアンの小屋のリワークがおおむね好評だったため、ゴブリンの小屋にも調整を行います!
今後は、一度に複数体出現するので、前にいるゴブリンが盾役となり他のゴブリンの攻撃が届きやすくなります。
これにより、攻めの幅が広がり、簡単には無視できない厄介なカードになるはずです。
一方で、ゴブリンの生成間隔が長くなっているため、敵としてはカウンターを組みやすくなるでしょう。
(公式ブログより)
10月頭に実施されたバランス調整ではバーバリアンの小屋がリワークされ、同じように、ユニットの生成間隔が広がる代わりに一度に生成するユニット数が増える変更が行われました。
ゴブリンの小屋がダメージを受けなかった場合の総生成ユニット数は下記のように変わりました。
【バランス調整前】1体 × 8回 + 3体(破壊時) = 11体
【バランス調整後】3体 × 3回 + 3体(破壊時) = 12体
最後に
モンクとフェニックスの下方については、下げるべきカードを下げたという所でしょう。
強化については、マイティディガーは強化する必要があったか?という気がします。
同じチャンピオンであるモンクの使用率が跳ね上がってたのに加え、対モンクも弱いマイティディガーの使用率が下がったのは当然のことだったと思います。今回モンクが弱体化されたので一旦様子見でも良かったのでは?という風にも思います。
おまけに重いドリルと爆弾を抱えたマイティディガーがスタスタと素早く歩くのは違和感も感じます。強化するならするで別の部分があったのでは?と思います。
レイジについては今までは限られたデッキにしか入らなかった呪文なので、ダメージを付加することでより汎用的な呪文に変わったと思います。同じダメージ量の呪文の中で、巨大雪玉はノックバックと遅延、ザップはスタン、レイジは速度Upと、うまく住み分けができるようになると良いなと思います。
色んな人の発信・反応
バランス調整を受けて色んな人がデッキ紹介動画をアップしています。
RAD
新環境ぶっ壊れおめでとう (12/7)
マイティディガーの紹介です。
むぎったん
みんな大好きペッカ攻城のガーゴイル型がマジで強いww (12/8)
けんつめし
強化されたゴブ小屋大活躍!親衛隊ロイホグが超オススメ! (12/8)
きたっしゃん
強化されて復活したマイティー枯渇が強かった‼︎ (12/8)
ライキジョーンズ
小屋マイティー親衛隊が簡単に勝てすぎてやばいww (12/8)
たぁ
強化されたマイティーのおすすめデッキ5選 (12/9)
KK
新環境ロイヤル大会おすすめデッキ6選!!! (12/10)
主にマイティディガー入りのデッキを紹介しています。
isaporon
セパルダケ (12/12)
マイティディガー入りの親衛隊WBデッキの紹介です。
焼き鳥
レイジ大幅強化で新戦術が完成しましたwww (12/12)
以上です!よきクラロワライフを!
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