クラロワ(クラッシュ・ロワイヤル)で今強いカード・強いデッキを調べるシリーズ。今回は7/5(月)にシーズンを終える2021年6月シーズンの情報です。
目次
調査方法
調査方法は従来どおり、クラロワAPIを使用してグローバルランキングTop1000のプレイヤーの使用デッキを調査しました。マルチで使用し勝利したデッキの中から最多トロフィーを獲得したデッキを1プレイヤー1デッキ採用しています。
使用率や人気順は、過去(約1ヶ月前)のデータと比較しています。
調査データ
調査日:6/28(月)
デッキ検索範囲:6/17(木)以降(*)
(*)ゴブリンドリルが調整(弱体化)された以降です
比較データ
調査日:6/1(火)
デッキ検索範囲:5/17(月)以降
比較データは下記記事で取り上げたものと同じです。
バランス調整
6/7(月)にバランス調整が実施されました。今回の統計ではその影響も見ることができます。
カード
カテゴリ別にカードの使用率を見ていきます。
※数字(%)は調べたデッキのうち、そのカードが入ったデッキの割合を表しています。
主軸
相手タワーへのダメージ源となるカードは主軸カードやキーカードなどと呼ばれます。主軸カードにコスト7以上のカードを含めたカード一覧は次のようになります。
黒字の%が今回調査した使用率です。その下の緑や赤の%が前回(先月)からの変動です。
今回からゴブリンドリルが加わりました。ゴブドリは6/12(土)開始のスペシャルチャレンジで入手可能となりましたが、6/17(木)に緊急弱体化されました。
今回のデータはその弱体化以降のデータですが、ゴブドリは22.3%と主軸の中で使用率がトップとなっています。
今回使用率を大きく上げたのがウォールブレイカーです。ゴブドリと組み合わせて使うデッキが人気となっています(デッキの章で後述)。
逆に使用率を下げたのは、ディガーやゴーレム、ゴブリンバレル、ロイホグなどです。ゴブリンバレルはバランス調整でリワークされ1コストになったファイアスピリットで完封されるようになったのが大きいと思います。
呪文
呪文カードです。
使用率の高いファイアボールが更に使用率を上げました。ついに50%を超えましたね・・・
上記の図には出ていませんが、もうひとつ注目する点として呪文全体の使用率があります。前回(先月)は1デッキに平均で2.29枚の呪文カードが入っていましたが、今回は2.05枚と減っていました。
これは恐らく、3スペデッキにはトルネード入りが多くトルネードと相性が良いアイスウィザードが弱体化された影響があると思われます。もう一つはゴブドリを対策しやすいようにローリングバーバリアンに変えてボンバーを入れたデッキが増えた影響もあると思います。
建物
建物カードです。
人気だったテスラの使用率が更に高くなりました。
バランス調整でファイアスピリットがリワークされましたが、それに影響するオーブンの使用率が少し上がっています。
ユニット
全ユニットの使用率です。
大きく使用率を上げたのは、ダークプリンス、バルキリー、ボンバー、ファイアスピリットといったカードです。範囲攻撃のできるユニットはゴブドリ対策として需要が高くなっています。
バランス調整で弱体化された、エリートバーバリアン、アイスウィザードの使用率は大きく下がっています。弱体化されたゴーレムと合わせて使うことが多いベビードラゴンの使用率も下がっています。
アウトローはバランス調整で強化されましたが使用率が上がっていません。これは現環境が枯渇にとって厳しい環境だからでしょうか。
デッキ
各デッキについて独自のポイント(*)を計算し、その高い順から50デッキ載せます。
(*)独自のポイントは使用人数が多いほど、またそれぞれのプレイヤーがそのデッキで到達したトロフィーが高いほど多くなるように計算しています。目安ですが500位ぐらいの10人のプレイヤーが使用するデッキのポイントは60ptとなります。
1~10位
rank(順位)とpoint(デッキポイント)には前回からの比較を載せています。▲▲は前回は(Top1000では)使用するプレイヤーがいなかった事を意味します。
1位がエレクトロジャイアントデッキです。先月はアイスウィザード入りの形が人気でしたが弱体化を受けてマザーネクロマンサーなど他のユニットと入れ替わりました。
3位はロイヤルジャイアントデッキです。先月はエリートバーバリアン入りの形が人気でしたが、これも弱体化を受けダークプリンス型が人気となっています。
新カードのゴブリンドリルはTop10に4デッキがランクインしています。ペッカ攻城とペッカラムの2種類のペッカデッキもランクインです。
Top10のデッキの中で、ファイアボール入りがなんと9デッキ。ダークプリンス入りとマザーネクロマンサー入りが5デッキと目立ちます。
11~20位
ここにはホグデッキが3種類入っています。エレクトロスピリット型とアイススピリット型を合わせれば、このホグクエイクデッキはTop5に入るくらいの人気であると言えます。
13位に入ったラヴァハウンドデッキは先月人気だったバーバリアンが入った形ではなく平均コストが3.4と軽いデッキとなっています。
ラヴァ、ゴーレム、クロスも登場し、デッキの種類に多様性が出てきます。
21~30位
21位のボウラーランバルフリ(?)がラヴァデッキではないバルーンデッキの最高位です。
23位のジャイPPがジャイアントデッキの最高位です。
31~40位
33位がスケルトンラッシュデッキの最高位です。
38位が三銃士デッキの最高位です。
41~50位
46位が枯渇デッキの最高位です。
49位が迫撃砲入りデッキの最高位です。
50位のゴブジャイPPがゴブジャイアントデッキの最高位です。
ロイヤルホグや巨大スケルトン、エリクサーゴーレム、スケルトンバレルなどの入ったデッキは今回は50位以内には入りませんでした。
最後に
現在は主軸(に相当する)カードの中ではゴブリンドリルが最も使われており、それを対策しカウンターにつなげることができるダークプリンスが人気となっており、結果としてダクプリ入りのデッキが人気になっているように思います。
このゴブドリを中心とした環境が次のバランス調整(2ヶ月後ぐらい?)まで続くのか、それまでに再度弱体化が入るのか注目されます。
ちなみに、ゴブリンドリル登場から約1日の間に使われたデッキは下記記事に書きましたが、この時にはまだ見つかっていなかったゴブドリ+WBというデッキが現在流行しています。まだしばらくバランス調整無しの期間が続くかもしれませんがその中で新たなゴブドリデッキやゴブドリに強いデッキが発明される可能性もありますね。
以上です!よきクラロワライフを!
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