クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)で今強いカード・強いデッキを調べるシリーズ。今回は2023年7月シーズンの情報です。
目次
調査方法
調査方法は従来どおりクラロワAPIを使用して独自にデータを調査しました。
マルチ(伝説の道)のグローバルランキングのTop1000のプレイヤーの使用デッキを調べ、マルチで使用され勝利したデッキの中から最多レーティングを獲得したデッキを1プレイヤー1デッキ採用しています。
比較データ
カードやデッキの使用率や人気順は、前回調査時のデータ(約1ヶ月前)と比較しています。
今回の調査データ
【調査日】8/6(日)(7月シーズン終盤)
【デッキ検索範囲】7/3(月)(シーズン開始)以降
比較データ
【調査日】6/30(金)(6月シーズン終盤)
【デッキ検索範囲】6/6(火)(バランス調整)以降
比較データは前回の下記記事で取り上げたものと同じです。
最近のバランス調整・環境変化
前回調査時以降の環境の変化を見てみましょう。
まず、前シーズンの6/30(金)にサーバーメンテナンスが実施され、その際に臨時のバランス調整が行われました。
■ロケット砲士
初撃速度:0.6 → 0.65秒
■進化ロイヤルジャイアント
HP:通常から30%Upから20%Upに
■進化スケルトン
増加最大数:6 → 8体
そして今シーズン(7月シーズン)には迫撃砲の限界突破が解放されました。
カード
カテゴリ別にカードの使用率を見ていきます。
カードの使用率の平均は約7.3%(1デッキ8カード÷カード109種類)です。全てのカードがこの数字に近づくことがバランスの取れた環境という理想の1つです。
一覧の見方
6月に実施されたアップデートで限界突破(進化)カードが実装されたため、カードの一覧が少し複雑になっています。
まずは基本。上の方の数字はそのカードの使用率。つまりは調査したデッキのうち、そのカードが入ったデッキの割合です。
最下段の+(プラス)や-(マイナス)が付いた数字は前回の調査時からの使用率の変化です。
限界突破が解放されているカードの場合(上記画像ではロケット砲士)は限界突破前と限界突破後のカードが別々に表示されます。
限界突破後の方には限界突破後の使用率が表示されます。
限界突破前の方には限界突破前の使用率(黒字)に加え、限界突破の前と後を合計した使用率(青字)も表示されます。この場合の使用率変化は合計使用率の前回からの変化となります。
つまり、この例では「ロケット砲士」というカードを限界突破のあり無し関係なしに見ると、使用率は31.3%であり前回から4.9%増えたという意味になります。
主軸
相手タワーへのダメージ源となったりデッキの軸を決めるようなカードは主軸カードやキーカードなどと呼ばれます。
主軸カードと主軸に準ずるカードを合わせたカードの使用率一覧は下記のようになります。
カードの並び順は使用率の高い順です。合計使用率がある場合はそれが使用されます。
HPが減少する弱体化の影響かロイヤルジャイアントの使用率が落ちました。それでも最高レベルですが。
限界突破が解放された迫撃砲は前回の2.4%から11.6%(合計)に急上昇しました。
呪文
続いて呪文カードです。
ファイアボールとローリングウッドが40%超えの非常に高い使用率となっています。
建物
続いて建物カードです。
ロイヤルジャイアントの使用率が落ちたためか、インフェルノタワーの使用率が落ちました。
一般ユニット
下記が主軸カードを除いたユニットの使用率一覧です。
限界突破カード
限界突破カードは現在1デッキに最大1体しか入れることができないので、デッキが限界突破カードを含まない割合も分かります。
限界突破カードを含まない割合は12.5%でした。限界突破は単純にカードが強化される仕組みなので基本的にはデッキに入れ得になるのですが、これらのカードが合わない(効果的に組み込めない)デッキがだいたい12.5%ということになるでしょう。
限界突破カードの人気順は、ロケット砲士、バーバリアン、ロイヤルジャイアント、…の順です。
これが限界突破前も含めた合計使用率(青字)で見ると、スケルトンが3位となり、スケルトンは限界突破するメリットは他のカードと比べて薄いけれども、もともと強くよく使われているカードであると言えるでしょう。
チャンピオン
チャンピオンは1デッキに最大1体しか入れることができないので、デッキがチャンピオンを含まない割合も分かります。
一番人気のマイティディガーの使用率が下がりました。
チャンピオン自体の採用率が2.8%下がり、3回に1回ぐらいしかチャンピオン入りのデッキと出会わないことになっています。
使用率増加が大きいカード
ここからは全カードの中で使用率の変動が大きかったものを見てみましょう。
下記が使用率の増加が大きかったカードです。
ここまで見たカード以外で言うと、アイススピリットやゴブリン系のカードの使用率が伸びました。
使用率減少が大きいカード
下記が使用率の減少が大きかったカードです。
ロイヤルジャイアントデッキに入ることが多い、フェニックスや漁師トリトンの使用率が落ちました。
デッキ
各デッキについてデッキポイントという独自のポイントを計算し、その高い順から50デッキ掲載します。
【表記について】
- Rating(Rank): そのデッキで到達した最大レーティングとその時の順位の目安
- Num: そのデッキを使用するプレイヤー数
- DP: デッキポイント。そのデッキの使用人数が多いほど、またプレイヤーがそのデッキで到達した順位が高いほど多い数値となります。
- ▲と▼: 前回からの変化。▲▲は前回はTop1000のプレイヤーでは使用が無かったデッキを意味します。
限界突破可能カードに関しては、限界突破しているカードとしていないカードは別ものとしてデッキを集計しています。
1~10位
11~20位
21~30位
31~40位
41~50位
最後に
来シーズン(8月シーズン)の頭にはバランス調整が実施されます。
ここでは限界突破ロケット砲士と限界突破ロイヤルジャイアントが弱体化され、限界突破スケルトンが強化されます。
限界突破界でトップになるのはバーバリアンかスケルトンか、ロケット砲士やロイジャイはまだ強いままなのか、それとも新たに限界突破が解放されるナイトが来るのか。注目です。
以上です!よきクラロワライフを!
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