クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)で今強いカード・強いデッキを調べるシリーズ。今回は2023年10月シーズンの情報です。
目次
調査方法
調査方法は従来どおりクラロワAPIを使用して独自にデータを調査しました。
マルチ(伝説の道)のグローバルランキングのTop1000のプレイヤーの使用デッキを調べ、マルチで使用され勝利したデッキの中から最多レーティングを獲得したデッキを1プレイヤー1デッキ採用しています。
比較データ
カードやデッキの使用率や人気順は、前回調査時のデータ(約1ヶ月前)と比較しています。
今回の調査データ
【調査日】10/29(日)(10月シーズン終盤)
【デッキ検索範囲】10/3(火)(バランス調整)以降
比較データ
【調査日】10/1(日)(9月シーズン終盤)
【デッキ検索範囲】9/4(月)(シーズン開始)以降
比較データは前回の下記記事で取り上げたものと同じです。
最近のバランス調整・環境変化
前回調査時以降の環境の変化を見てみましょう。
まず、10月シーズンの頭(10/2)に、コウモリの群れの限界突破が解放されました。
翌日の10/3(火)には定例のバランス調整が実施されました。
つまり今回の調査はこの限界突破コウモリの登場とバランス調整が行われた後の環境を表したものとなります。
カード
カテゴリ別にカードの使用率を見ていきます。
カードの使用率の平均は約7.3%(1デッキ8カード÷カード109種類)です。全てのカードがこの数字に近づくことがバランスの取れた環境という理想の1つです。
一覧の見方
カード一覧の見方は下記の通りです。
表記 | 意味 |
---|---|
黒字 | (未限界突破と限界突破後を区別した)使用率 |
青字 | 未限界突破と限界突破後の使用率を合計したもの |
緑文字 | 前回からの使用率変化(増加) |
赤文字 | 前回からの使用率変化(減少) |
つまり、上記例では「ロケット砲士」というカードを限界突破のあり無し関係なしに見ると、使用率は31.3%であり前回から4.9%増えたという意味になります。
主軸
相手タワーへのダメージ源となったりデッキの軸を決めるようなカードは主軸カードやキーカードなどと呼ばれます。
主軸カードと主軸に準ずるカードを合わせたカードの使用率一覧は下記のようになります。
カードの並び順は使用率の高い順です。合計使用率がある場合はそれが使用されます。
ホグライダーや見習い親衛隊の使用率が伸びました。ホグデッキにはバランス調整で強化された限界突破スケルトンが入ることが多くなっています。
強化されたジャイアントの使用率は倍増。弱体化されたラヴァハウンドの使用率は半減近くになりました。
呪文
続いて呪文カードです。
ローリングウッドやファイアボールの使用率が減り、矢の雨やアースクエイクなどの使用率が増えました。
バランス調整で弱体化された限界突破バーバリアンやマジックアーチャーの使用率が減ったことでファイボの必要性が減ったのかも知れません。
建物
続いて建物カードです。
使用率トップだったボムタワーが弱体化され、大きく使用率を落としました。
防衛を目的とした建物ではないですが、エリクサーポンプが建物の中で使用率トップになりました。
一般ユニット
下記が主軸カードを除いたユニットの使用率一覧です。
使用率の高いアイススピリットやゴブリンは10月のバランス調整で調整案には入っていましたが結局調整は見送られたカードですね。
限界突破カード
限界突破カードは現在1デッキに最大1体しか入れることができないので、デッキが限界突破カードを含まない割合も分かります。
紫色の数字は限界突破後カードが使用された割合、黒文字は未限界突破カードが使用された割合です。
限界突破ナイトはバランス調整で弱体化されましたがそれでもまだ半分近く使われています。
もう一つ弱体化された限界突破バーバリアンは使用率を9.5%落とし、割合平均的な使用率に近づきました。
ナイト・ババの2トップが減った分、3番手の限界突破見習い親衛隊が伸びました。強化された限界突破スケルトンの使用率も増えています。
今シーズン新登場の限界突破コウモリの群れはあまり目立っていない状態です。そうは言っても未限界突破との合計使用率は8.8%と十分な使用率があるので別に弱いカードという訳では無いんですが。
チャンピオン
チャンピオンは1デッキに最大1体しか入れることができないので、デッキがチャンピオンを含まない割合も分かります。
チャンピオンにとって冬の時代である状況は変わりません。
使用率増加が大きいカード
全カードの中で使用率の変動が大きかったものを見てみましょう。
下記が使用率の増加が大きかったカードです。
使用率減少が大きいカード
下記が使用率の減少が大きかったカードです。
バランス調整で弱体化されたマジックアーチャーが大きく使用率を落としました。
ディガーの使用率も大きく落ちました。これはディガー・ウォールブレイカーデッキにマジックアーチャーが入っていた事や、ディガーが入るラヴァハウンドデッキがある事から、これらのデッキの使用率が落ちたことが影響していると思われます。
デッキ
各デッキについてデッキポイントという独自のポイントを計算し、その高い順から50デッキ掲載します。
【表記について】
- Rating(Rank): そのデッキで到達した最大レーティングとその時の順位の目安
- Num: そのデッキを使用するプレイヤー数
- DP: デッキポイント。そのデッキの使用人数が多いほど、またプレイヤーがそのデッキで到達した順位が高いほど多い数値となります。
- ▲と▼: 前回からの変化。▲▲は前回はTop1000のプレイヤーでは使用が無かったデッキを意味します。
限界突破可能カードに関しては、限界突破しているカードとしていないカードは別ものとしてデッキを集計しています。
1~10位
11~20位
21~30位
31~40位
41~50位
最後に
チャンピオンは冬の時代と書きましたが、来シーズンには新チャンピオンが登場することが発表されています。
およそ1年ぶりの新カードということですごく強い状態で登場しそうな予感があり、楽しみでもありと怖くもありという心境です。
これまでのチャンピオンは全て地上の単体ユニットなので限界突破ナイトにその座を奪われている印象です。限界突破ナイトをそろそろ大きく弱体化させるか新チャンピオンに変化を付けるか(空ユニット?複数ユニット?)したほうがいい気もします。
以上です!よきクラロワライフを!
クラロワ関連リンク
※このコンテンツは非公式であり、Supercellによる承認を受けていません。ファンコンテンツに関する詳細は、Supercellのファンコンテンツポリシーをご覧ください。
コメント