クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)で今強いカード・強いデッキを調べるシリーズ。今回は2024年2月シーズンの情報です。
【変更履歴】
[2024/02/28] タワーユニット別カード使用率の章を追記しました
目次
調査方法
調査方法は従来どおりクラロワAPIを使用して独自にデータを調査しました。
マルチ(伝説の道)のグローバルランキングのTop1000のプレイヤーの使用デッキを調べ、マルチで使用され勝利したデッキの中から最多レーティングを獲得したデッキを1プレイヤー1デッキ採用しています。
比較データ
カードやデッキの使用率や人気順は、前回調査時のデータ(約1ヶ月前)と比較しています。
今回の調査データ
【調査日】2/27(火)(2月シーズン終盤)
比較データ
【調査日】1/27(土)(1月シーズン終盤)
比較データは前回の下記記事で取り上げたものと同じです。
最近のバランス調整・環境変化
前回調査時以降の環境の変化を見てみましょう。
限界突破スロットが2つに
今シーズンから、限界突破スロットが1つから2つに増えました。
新限界突破:ボンバー
2月シーズンの頭(2/5)に、ボンバーの限界突破が解放されました。
新限界突破:ウォールブレイカー
シーズン途中の2/14(水)にはウォールブレイカーの限界突破が解放されました。
カード
カテゴリ別にカードの使用率を見ていきます。
カードの使用率の平均は約7.3%(1デッキ8カード÷カード110種類)です。全てのカードがこの数字に近づくことがバランスの取れた環境という理想の1つです。
一覧の見方
カード一覧の見方は下記の通りです。
表記 | 意味 |
---|---|
黒字 | (未限界突破と限界突破後を区別した)使用率 |
青字 | 未限界突破と限界突破後の使用率を合計したもの |
緑文字 | 前回からの使用率変化(増加) |
赤文字 | 前回からの使用率変化(減少) |
つまり、上記例では「ロケット砲士」というカードを限界突破のあり無し関係なしに見ると、使用率は31.3%であり前回から4.9%増えたという意味になります。
主軸
相手タワーへのダメージ源となったりデッキの軸を決めるようなカードは主軸カードやキーカードなどと呼ばれます。
主軸カードと主軸に準ずるカードを合わせたカードの使用率一覧は下記のようになります。
カードの並び順は使用率の高い順です。合計使用率がある場合はそれが使用されます。
前回8.2%で6位だったウォールブレイカーは限界突破の影響で大幅に使用率を伸ばしました。
ウォールブレイカーと一緒に使われることが多いゴブリンドリルやメガナイトの使用率も伸びました。
ホグライダー、スケルトンラッシュ、エレクトロジャイアントといった所は少し使用率が落ちました。
呪文
矢の雨の使用率が大幅に上がり1位になりました。これは今回使用率が上がったボンバーやコウモリの群れ、ウォールブレイカーといった限界突破組を倒すのに適した呪文だからという理由かもしれません。
建物
テスラや前回使用率を落としたボムタワーが使用率を伸ばしました。
限界突破カード
限界突破カードの使用率一覧です。
デッキの中に2つ存在する限界突破スロットにどのカードがセットされているかを表した数字になっており、全ての数字(紫色)を足すと200%となります。
紫色の数字は限界突破後カードが使用された割合、黒文字は未限界突破カードが使用された割合です。青字はこれらの合計です。
斜線マークのカードは限界突破が使われなかった(限界突破スロットに限界突破カードがセットされなかった)割合を表しています。
今月限界突破が解放されたボンバーがいきなり1位に立ちました。ウォールブレイカーも5位といういい位置に付けています。
その他で使用率が伸びたのはスケルトンとコウモリの群れです。これらのカードはこれまで限界突破の一番手としてはそれほど選ばれなかったものの、限界突破スロットが2つに増えたことで二番手として選ばれることが多くなった印象です。
チャンピオン
チャンピオンは1デッキに最大1体しか入れることができないので、その割合を見ることができます。
斜線マークのカードはチャンピオンが使われなかった割合を表しています。
前回弱体化の影響で使用率を減らしたリトルプリンスですが、今回また盛り返しました。
一般ユニット
下記が前述の主軸系カードやチャンピオンを除いたユニットの使用率一覧です。
使用率増加が大きいカード
全カードの中で使用率の変動が大きかったものを見てみましょう。
下記が使用率の増加が大きかったカードです。
マザーネクロマンサーはタワーユニットがブラスターの時に使われることが多く、ブラスターの使用率アップに応じて使用率が伸びたと思われます。
使用率減少が大きいカード
下記が使用率の減少が大きかったカードです。
ガーゴイルは限界突破コウモリの群れ、ゴブリンや盾の戦士は限界突破スケルトンの使用率アップのあおりを受けたのかもしれませんね。
タワーユニット
ブラスターの使用率が前回の9.7%から大きく上がりました。
(追記)タワーユニット別カード使用率
(2024/02/28 本章追記)
使うタワーユニットによって使用されるカードに違いが出るんじゃないか?と思い調べてみると面白い結果が出たので追記します。
リトルプリンスの使用率は44.5%と高い数字でしたが、タワーユニットをブラスターに限定すると79.2%という驚異的な使用率に跳ね上がります。
ブラスターは攻撃速度が遅く小物に弱いので、範囲攻撃であるポイズンやロイヤルデリバリー、ボムタワーなどが人気になっています。また小物をブタに変える事ができるマザーネクロマンサーも高い使用率となっています。
Top1000という上位層でもまだブラスターの使用率は22.8%にとどまっていますが、これからブラスターをレベルMaxにする人が増えて使用率が増えていくとそれに連れてカード全体の使用率分布も変わる予感がします。
デッキ
各デッキについてデッキポイントという独自のポイントを計算し、その高い順から50デッキ掲載します。
【表記について】
- Rating(Rank): そのデッキで到達した最大レーティングとその時の順位の目安
- Num: そのデッキを使用するプレイヤー数
- DP: デッキポイント。そのデッキの使用人数が多いほど、またプレイヤーがそのデッキで到達した順位が高いほど多い数値となります。
- ▲と▼: 前回からの変化。▲▲は前回はTop1000のプレイヤーでは使用が無かったデッキを意味します。
限界突破可能カードに関しては、限界突破しているカードとしていないカードは別ものとしてデッキを集計しています。
タワーユニットについても、別のタワーユニットの場合は別のデッキとして集計しています。
今回のデッキは全て限界突破が2枚使われているデッキとなっています。つまりは全て前回比較で新登場のデッキとなっている点にご注意ください。
1~10位
11~20位
21~30位
31~40位
41~50位
最後に
限界突破の中で使用率が高いボンバーやウォールブレイカー、スケルトンはカードのビジュアルが似ており、デッキ一覧を見ていると目がチカチカしてきますね😅
どれも来月行われるであろうバランス調整で弱体化されてもおかしくない強さを持っていますが、出たばかりのカードはすぐには弱体化されにくいという風習(?)があるのでちょっと心配です。
以上です!よきクラロワライフを!
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