クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)で今強いカード・強いデッキを調べるシリーズ。今回は2024年3月シーズンの情報です。
目次
調査方法
調査方法は従来どおりクラロワAPIを使用して独自にデータを調査しました。
マルチ(伝説の道)のグローバルランキングのTop1000のプレイヤーの使用デッキを調べ、マルチで使用され勝利したデッキの中から最多レーティングを獲得したデッキを1プレイヤー1デッキ採用しています。
比較データ
カードやデッキの使用率や人気順は、前回調査時のデータ(約1ヶ月前)と比較しています。
今回の調査データ
【調査日】3/29(金)(3月シーズン終盤)
比較データ
【調査日】2/27(火)(2月シーズン終盤)
比較データは前回の下記記事で取り上げたものと同じです。
最近のバランス調整・環境変化
前回調査時以降の環境の変化を見てみましょう。
新限界突破:テスラ
3月シーズンの頭(3/4)に、テスラの限界突破が解放されました。
定例バランス調整
3/5(火)に定例のバランス調整が実施されました。
新限界突破:ザップ
3/11(月)には、今シーズン2つ目となるザップの限界突破が解放されました。
限界突破スケルトン弱体化
3/18(月)にアップデートが実施され、その一環として限界突破スケルトンの増殖に関する変更が実施されました。攻撃後増殖するまでの時間が少し伸びて増殖しにくくなった実質弱体化と見られます。
カード
カテゴリ別にカードの使用率を見ていきます。
カードの使用率の平均は約7.3%(1デッキ8カード÷カード110種類)です。全てのカードがこの数字に近づくことがバランスの取れた環境という理想の1つです。
一覧の見方
カード一覧の見方は下記の通りです。
数字(%)はカードの使用率を表しています。
文字色 | 意味 |
---|---|
黒字 | 非限界突破 |
紫文字 | 限界突破 |
青字 | 非限界突破と限界突破の合計 |
また、一番下の数字は前回からの使用率の変化です。
文字色 | 意味 |
---|---|
緑文字 | 使用率 増加 |
赤文字 | 使用率 減少 |
限界突破解放済のカードに関しては、使用率の変化は合計使用率の変化を見ています。
つまり、上記例では「ウォールブレイカー」というカードを限界突破のあり無し関係なしに見ると、使用率は21.8%であり前回から13.5%増えたという意味になります。
主軸
相手タワーへのダメージ源となったりデッキの軸を決めるようなカードは主軸カードやキーカードなどと呼ばれます。
主軸カードと主軸に準ずるカードを合わせたカードの使用率一覧は下記のようになります。
カードの並び順は使用率の高い順です。合計使用率がある場合はそれが使用されます。
バランス調整でリワークされ最初のゴブリンが出てくる時間が0.5秒早くなったゴブリンドリルが大きく使用率を上げました。
調整で射程が長くなったP.E.K.K.A(ペッカ)や、ペッカと一緒に使われることが多い攻城バーバリアンの使用率も上がりました。
ゴブリンドリルに居場所を奪われたかディガーの使用率は下がり、ディガーと一緒に使われることが多いウォールブレイカーも使用率を落としました。
調整で弱体化された見習い親衛隊やゴブジャイアント、ゴブジャイと一緒に使われることが多いスパーキーは使用率を落としました。
呪文
呪文としての初めての限界突破となったザップが大きく使用率を上げました。
建物
迫撃砲は既に限界突破されていますが、防衛がメインの建物としては最初の限界突破となったテスラが使用率を上げました。
限界突破カード
限界突破カードの使用率一覧です。
限界突破使用率(紫文字)は、デッキの中に2つ存在する限界突破スロットにどのカードがセットされているかを表した数字になっており、全てを足すと200%となります。
マークは限界突破が使われなかった割合を表しています。
ここでの使用率変動は、限界突破使用率(紫文字)の変動を表します。
バランス調整で弱体化されたナイトの使用率が下がりました。同じく弱体化されたボンバーや見習い親衛隊の使用率減少は少しにとどまっています。
アップデート時に弱体化されたスケルトンも大きく使用率を落としました。
チャンピオン
チャンピオンは1デッキに最大1体しか入れることができないので、その割合を見ることができます。
マークはチャンピオンが使われなかった割合を表しています。
バランス調整で射程が0.5マス短くなったリトルプリンスは使用率を落としました。
モンクとゴールドナイトはバランス調整で強化されましたが、数字には全く現れていません。
今月最も使用率が上がったのはスケルトンキングでした。
一般ユニット
下記が前述の主軸系カードやチャンピオンを除いたユニットの使用率一覧です。
使用率増加が大きいカード
全カードの中で使用率の変動が大きかったものを見てみましょう。
下記が使用率の増加が大きかったカードです。
ゴブリンドリルの防衛に優れたロイヤルゴーストやバルキリーの使用率が上がりました。
ダークネクロはジャイスケラ(ジャイアント+スケルトンラッシュ)デッキやエリクサーゴーレムデッキ、ゴーレムデッキでの使用が多くなっています。
使用率減少が大きいカード
下記が使用率の減少が大きかったカードです。
タワーユニット
3/18(月)に実施されたアップデートから、タワーユニット対してワイルドカードや強化の指南書といった魔法アイテムが使用できるようになりました。
そのことでブラスターをレベルMaxにできたプレイヤーが増えたからか、今月ブラスターの使用率が大きく伸び、現在はタワープリンセスとほぼ半々となっています。
デッキ
各デッキについてデッキポイントという独自のポイントを計算し、その高い順から50デッキ掲載します。
【表記について】
- Rating(Rank): そのデッキで到達した最大レーティングとその時の順位の目安
- Num: そのデッキを使用するプレイヤー数
- DP: デッキポイント。そのデッキの使用人数が多いほど、またプレイヤーがそのデッキで到達した順位が高いほど多い数値となります。
- ▲と▼: 前回からの変化。▲▲は前回はTop1000のプレイヤーでは使用が無かったデッキを意味します。
限界突破可能カードに関しては、限界突破しているカードとしていないカードは別ものとしてデッキを集計しています。
タワーユニットについても、別のタワーユニットの場合は別のデッキとして集計しています。
1~10位
11~20位
21~30位
31~40位
41~50位
新限界突破としてザップとテスラの登場、強化されたゴブリンドリルの流行、ブラスターの増加などにより、先月と比べてランキングの多くのデッキが塗り替えられています。
最後に
来月には3種類目となるタワーユニット「ダガーガール」が登場することが発表されています。3つのタワーユニットの比率がどうなるか注目です。
また、来月の新限界突破は攻城バーバリアンであることが発表されています。現在、限界突破ザップの登場などによりペッカ攻城が強い環境なので、来月も追い風になりそうです。
以上です!よきクラロワライフを!
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