クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)で今強いカード・強いデッキを調べるシリーズ。今回は2024年8月シーズンの情報です。
目次
調査方法
調査方法は従来どおりクラロワAPIを使用して独自にデータを調査しました。
マルチ(伝説の道)のグローバルランキングのTop1000のプレイヤーの使用デッキを調べ、マルチで使用され勝利したデッキの中から最多レーティングを獲得したデッキを1プレイヤー1デッキ採用しています。
比較データ
カードやデッキの使用率や人気順は、前回調査時のデータ(約1ヶ月前)と比較しています。
今回の調査データ
【調査日】9/1(日)(8月シーズン終盤)
比較データ
【調査日】7/29(月)(7月シーズン終盤)
比較データは前回の下記記事で取り上げたものと同じです。
最近のバランス調整・環境変化
前回調査時以降の環境の変化を見てみましょう。
新カード:ステルスブッシュ
7月シーズンの終盤(7/30)に、新カード「ステルスブッシュ」がリリースされました。
新限界突破: ゴブリンの檻
8月シーズンの頭(8/5)にゴブリンの檻の限界突破が解放されました。
定例バランス調整
8/6(火)に定例のバランス調整が実施されました。
・ステータス値は大会レベル(Lv.11)のもの
60式ムート
[車輪破壊前]
攻撃速度: 1.0 → 0.9秒
エレクトロウィザード
召喚ダメージの半径: 2.5 → 3.0タイル
アイスウィザード
範囲攻撃の半径: 1 → 1.5タイル
ゴブリンマシン
ロケットの攻撃速度: 4.0 → 3.5秒
ハンター
HP: 838 → 884 (+5%)
矢の雨
タワーダメージ: 111 → 93 (-16%)
限界突破ゴブリンドリル
2回目に潜る時のゴブリン生成: 1 → 0体
スケルトンドラゴン
HP: 563 → 560
※レベルによってウィザードが倒せる攻撃数に違いがあった問題の修正
ウィザード
HP: 720 → 754 (+5%)
[限界突破] シールドのHP: 296 → 190 (-36%)
ボイド
[ダメージ]
1体: 544 → 472 (-13%)
5体以上: 48 → 76 (+58%)
【主要情報源】
公式ブログ
RoyaleAPI (RoyaleAPI)
Final Balance Changes for August 2024 (Season 62)
kabutom (kabutom)
バランス調整の最終版(Season 62) 2024-08|note
カード
カテゴリ別にカードの使用率を見ていきます。
カードの使用率の平均は約7.0%(1デッキ8カード÷カード115種類)です。全てのカードがこの数字に近づくことがバランスの取れた環境という理想の1つです。
一覧の見方
カード一覧の見方は下記の通りです。
数字(%)はカードの使用率を表しています。
文字色 | 意味 |
---|---|
黒字 | 非限界突破 |
紫文字 | 限界突破 |
青字 | 非限界突破と限界突破の合計 |
また、一番下の数字は前回からの使用率の変化です。
文字色 | 意味 |
---|---|
緑文字 | 使用率 増加 |
赤文字 | 使用率 減少 |
限界突破解放済のカードに関しては、使用率の変化は合計使用率の変化を見ています。
つまり、上記例では「ウォールブレイカー」というカードを限界突破のあり無し関係なしに見ると、使用率は21.8%であり前回から13.5%増えたという意味になります。
主軸
相手タワーへのダメージ源となったりデッキの軸を決めるようなカードは主軸カードやキーカードなどと呼ばれます。
主軸カードと主軸に準ずるカードを合わせたカードの使用率一覧は下記のようになります。
カードの並び順は使用率の高い順です。合計使用率がある場合はそれが使用されます。
バランス調整で強化された60式ムートが入った迫撃ディガーデッキの流行により、この2つのカードの使用率が上がりました(後述のデッキ一覧参照)。
前回1位だったゴブリンドリルはバランス調整で少し弱体化され、使用率を落としました。
呪文
バランス調整でタワーダメージが減少する弱体化を受けた矢の雨ですが逆に使用率が上がっています。
バランス調整でダメージ量の調整が行われたボイドは使用率を落としました。
建物
新たに限界突破が解放されたゴブリンの檻の使用率が伸びました。
限界突破カード
下記の限界突破使用率(紫文字)は、デッキの中に2つ存在する限界突破スロットにどのカードがセットされているかを表した数字になっており、全てを足すと200%となります。
マークは限界突破が使われなかった割合を表しています。
ここでの使用率変動は、限界突破使用率(紫文字)の変動を表します。
限界突破コウモリの群れも流行りの迫撃ディガーデッキに入っているカードです。
限界突破ウィザードはバランス調整でベースのHPは増えたもののシールドのHPが減少した影響が大きく使用率を落としました。
チャンピオン
チャンピオンは1デッキに最大1体しか入れることができないので、その割合を見ることができます。
マークはチャンピオンが使われなかった割合を表しています。
スケルトンキングもまた流行りの迫撃ディガーデッキに入っているカードです。
一般ユニット
下記が前述の主軸系カードやチャンピオンを除いたユニットの使用率一覧です。
ゴブリンギャングや60式ムートなどがトップクラスの使用率となっています。
新カードのステルスブッシュの使用率は0.9%にとどまっています。
使用率増加が大きいカード
全カードの中で使用率の変動が大きかったものを見てみましょう。
下記が使用率の増加が大きかったカードです。
使用率減少が大きいカード
下記が使用率の減少が大きかったカードです。
ロイヤルゴーストはゴブリンドリルの使用率に呼応するように増減している印象です。
タワーユニット
前回よりブラスターの使用率が伸びました。
デッキ
各デッキについてデッキポイントという独自のポイントを計算し、その高い順から50デッキ掲載します。
【表記について】
- Rating(Rank): そのデッキで到達した最大レーティングとその時の順位の目安
- Num: そのデッキを使用するプレイヤー数
- DP: デッキポイント。そのデッキの使用人数が多いほど、またプレイヤーがそのデッキで到達した順位が高いほど多い数値となります。
- ▲と▼: 前回からの変化。▲▲は前回はTop1000のプレイヤーでは使用が無かったデッキを意味します。
限界突破可能カードに関しては、限界突破しているカードとしていないカードは別ものとしてデッキを集計しています。
タワーユニットについても、別のタワーユニットの場合は別のデッキとして集計しています。
1~10位
11~20位
21~30位
31~40位
41~50位
最後に
割と色んなデッキが見られる環境になっていますが、三銃士やエレクトロジャイアントなどめったに見ないデッキ(主軸カード)も存在します。バランス調整の際はこれらのデッキが活躍できるような調整がなされたらいいなと思います。
以上です!よきクラロワライフを!
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