クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)で今強いカード・強いデッキを調べるシリーズ。今回は2025年2月シーズンの情報です。

目次
調査方法
調査方法は従来どおりクラロワAPIを使用して独自にデータを調査しました。
マルチ(伝説の道)のグローバルランキングのTop1000のプレイヤーの使用デッキを調べ、マルチで使用され勝利したデッキの中から最多レーティングを獲得したデッキを1プレイヤー1デッキ採用しています。
比較データ
カードやデッキの使用率や人気順は、前回調査時のデータ(約1ヶ月前)と比較しています。
今回の調査データ
【調査日】2/28(金)(2月シーズン終盤)
比較データ
【調査日】2/2(日)(1月シーズン終盤)
比較データは前回の下記記事で取り上げたものと同じです。
最近のバランス調整・環境変化
前回調査時以降の環境の変化は以下の通りです。
2/3(月) 新限界突破: ランバージャック
🔗kabutom 🔗RoyaleAPI
倒されても無敵のゴーストに化ける
2/3(月) 新カード: バーサーカー
🔗kabutom 🔗RoyaleAPI
2コストの攻撃速度が早いノーマルユニット
2/4(火) 定例(?)バランス調整
🔗公式ブログ(英語) 🔗kabutom 🔗RoyaleAPI
P.E.K.K.Aの射程が短く。マスケット銃士の初撃速度UP。ロイヤルシェフ弱体化、など。
2/11(火) 臨時バランス調整
🔗公式ブログ(英語)
バーサーカーの強化と限界突破ランバージャックの弱体化
カード
カテゴリ別にカードの使用率を見ていきます。
カードの使用率の平均は約6.8%(1デッキ8カード÷カード117種類)です。全てのカードがこの数字に近づくことがバランスの取れた環境という理想の1つです。
一覧の見方
カード一覧の見方は下記の通りです。

数字(%)はカードの使用率を表しています。
文字色 | 意味 |
---|---|
黒字 | 非限界突破 |
紫文字 | 限界突破 |
青字 | 非限界突破と限界突破の合計 |
また、一番下の数字は前回からの使用率の変化です。
文字色 | 意味 |
---|---|
緑文字 | 使用率 増加 |
赤文字 | 使用率 減少 |
限界突破解放済のカードに関しては、使用率の変化は合計使用率の変化を見ています。
つまり、上記例では「ウォールブレイカー」というカードを限界突破のあり無し関係なしに見ると、使用率は21.8%であり前回から13.5%増えたという意味になります。
主軸
相手タワーへのダメージ源となったりデッキの軸を決めるようなカードは主軸カードやキーカードなどと呼ばれます。
主軸カードと主軸に準ずるカードを合わせたカードの使用率一覧は下記のようになります。
カードの並び順は使用率の高い順です。合計使用率がある場合はそれが使用されます。

ホグライダーがアチャクイホグ(「デッキ」の章を参照)の流行もあり、2位に上昇しています。
ゴーレムは前回は下から5位でしたが、限界突破ランバージャックとの相性が良く、使用率が伸びました。
バランス調整で射程が短くなる弱体化を受けたP.E.K.K.Aは大幅に使用率が落ちました。
また、限界突破状態のゴブリンの生成速度が遅くなる弱体化を受けたゴブジャイアントも使用率を落としています。
マスケット銃士が強化された三銃士は前回の1人から9人と9倍に増えました。
呪文

バランス調整されたのは巨大雪玉のみで、限界突破状態での転がる距離が少し伸びました。
ゴブジャイアントのデッキに入ることが多かった矢の雨やレイジは使用率を落としています。
建物

バランス調整でファイアスピリットの射程が少し伸びたオーブンですが、使用されていないままです。
ゴブリンの檻は遅延スケラや遅延ゴレ、親衛隊ロイホグなどのデッキで使用されています。
限界突破カード
下記の限界突破使用率(紫文字)は、デッキの中に2つ存在する限界突破スロットにどのカードがセットされているかを表した数字になっており、全てを足すと200%となります。

マークは限界突破が使われなかった割合を表しています。
ここでの使用率変動は、限界突破使用率(紫文字)の変動を表します。
登場したばかりのランバージャックが25%と4人に1人が使用しています。
大砲は現環境で人気のアチャクイホグやアチャクイロイホグなどのデッキで使用されています。
チャンピオン
チャンピオンは1デッキに最大1体しか入れることができないので、その割合を見ることができます。

マークはチャンピオンが使われなかった割合を表しています。
モンスター(前衛)のHPが減る弱体化を受けたゴブリンシュタインはおよそ使用率が半減しました。
一般ユニット
下記が前述の主軸系カードやチャンピオンを除いたユニットの使用率一覧です。


使用率増加が大きいカード
全カードの中で使用率の変動が大きかったものを見てみましょう。
下記が使用率の増加が大きかったカードです。

ジャイアント+プリンス(+ダークプリンス)を組み合わせたジャイプリデッキが流行っており、ジャイアントとともにプリンスやメガガーゴイルの使用率が増えています。
使用率減少が大きいカード
下記が使用率の減少が大きかったカードです。

盾の戦士やゴブリンギャングなど小物系のユニットの使用率が落ちています。
タワーユニット

弱体化を受けたロイヤルシェフは前回28.9%あった使用率が大きく落ちました。
デッキ
各デッキについてデッキポイントという独自のポイントを計算し、その高い順から50デッキ掲載します。
【表記について】
- Rating(Rank): そのデッキで到達した最大レーティングとその時の順位の目安
- Num: そのデッキを使用するプレイヤー数
- DP: デッキポイント。そのデッキの使用人数が多いほど、またプレイヤーがそのデッキで到達した順位が高いほど多い数値となります。
- ▲と▼: 前回からの変化。▲▲は前回はTop1000のプレイヤーでは使用が無かったデッキを意味します。
限界突破可能カードに関しては、限界突破しているカードとしていないカードは別ものとしてデッキを集計しています。
タワーユニットについても、別のタワーユニットの場合は別のデッキとして集計しています。
1~10位

11~20位

21~30位

31~40位

41~50位

最後に
近年は2ヶ月に1回を周期としていた定例のバランス調整ですが、1月に続き2月もシーズン頭に実施されました。そして3月頭にも実施される予定となっています。
周期が変わったのかどうかは運営からの発表が無いので分かりませんが、新限界突破や新カードが毎月のようにリリースされる現状では、割とこまめに調整が入るのはプレイヤーにとっては良い面が大きいのではないでしょうか?
以上です!よきクラロワライフを!
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