クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)では6/19(月)にアップデートが予定されています。
このアップデートで変わる内容の一つにカードレベル15の解放があります。
本記事ではこれについて詳しく見ていこうと思います。
【2023-06-18更新】シーズンショップの章など内容を変更。
目次
簡易まとめ
最初にカードレベル15について簡単にまとめると下記のようになります。
- カードレベルを1つ上げると約10%強くなる
- 伝説の道(マルチ)でレベル15カードが使えるのは半年後から
- レベル15に上げるにはエリートワイルドカードという新アイテムのみが必要になる
- エリートワイルドカードを効率的に入手しよう!
情報源
公式ブログ
レベル15へのアップグレードコスト (英語版)
5/26(金)に公開された記事です。
エリートレベル(レベル15)への到達方法 (英語版)
6/14(水)に公開された記事です。
Supercellクリエイター
RoyaleAPI (RoyaleAPI)
Elite Levels – Clash Royale 2023 Q2 Summer Update | Blog
6/14(水)公開
本記事ではこれらの情報に加え、筆者自身が調査した情報を交えて書いていこうと思います。
レベルアップによる強化
カードレベルがLv.14からLv.15に上がることによるカードの変化は、それまでのレベルで起きたことと変わりありません。
カードレベルが1つ上がると、HPや与ダメージといったカードのステータスが約10%増加します。
同じアップデートでカードの限界突破という別の要素が実装されますが、カードの能力がガラッと変わるのはこちらの方です。
レベル15の使用制限
アップデート後、約6ヶ月間は伝説の道(マルチ)ではカードレベルの上限はレベル14に制限されます。
これは、レベル14までと比べてレベル15へのアップグレードが大変な(時間やお金がかかる)作業であるためです。
ただし、トロフィー目標やクラン対戦ではアップデート直後からレベル15カードが使用できます。
エリートレベルとエリートワイルドカード
今回解放されるレベル15のことはエリートレベル(Elite Levels)とも呼ばれます。
このように呼ばれる理由はカードをアップグレードする方法にあります。図にしました。
レベル14まではカードをアップグレードするためにカードとゴールドが必要でしたが、レベル15にアップグレードするためには、エリートワイルドカード(Elite Wlid Cards)(以降EWCと表記)のみが必要になります。
アップグレードの仕組み的にはシンプルになりますね。
ちなみにEWCの所持上限は400,000(アップグレードするカード8枚分)です。
EWCの入手方法
現時点で判明しているEWCの入手方法は2通りです。
- Lv.14カードの超過入手
- 魔法アイテムとの交換
変換レート(カード→EWC)
Lv.14(に必要な量)以上にカードを超過して入手した場合、あふれた分のカードは自動的にEWCに変換され入手します。
カードが1枚あふれるごとに入手するEWCの量はレアごとに下記の表のようになります。
カードの レア度 | 入手 EWC | (参考) ゴールド |
---|---|---|
ノーマル | 2 | 5 |
レア | 10 | 50 |
スーパーレア | 50 | 500 |
ウルトラレア | 200 | 20000 |
チャンピオン | 500 | 40000 |
※アップデート以前はあふれた分のカードはゴールドになっていたのでそれを(参考)の列に書きました。
別の見方をすると、1000EWCに変換されるカードの枚数は下記の表のようになります。
カードの レア度 | 枚数 |
---|---|
ノーマル | 500 |
レア | 100 |
スーパーレア | 20 |
ウルトラレア | 5 |
チャンピオン | 2 |
カードの集めやすさで言うと、ノーマル、レア、スーパーレア…の順になるのではないかと思います。
※後述「ショップでのカード購入」の章もご参照ください
交換レート(魔法アイテム→EWC)
魔法アイテムは同レアのカードが全てLv.14になっている場合に限り、EWCに交換できます。
ワイルドカード
ワイルドカード1枚を交換した時のEWCの入手量は下記の表のようになります。
ワイルドカード レア度 | 入手 EWC |
---|---|
ノーマル | 2 |
レア | 10 |
スーパーレア | 50 |
ウルトラレア | 200 |
チャンピオン | 500 |
つまりワイルドカードとカードの変換レートは同じです。
指南書 (+ 秘伝書?)
指南書のレア度に関わらず、本1冊が5000EWCと交換できます。
EWC変換ルート
ここまでの情報でEWCは直接的にはカードか魔法アイテムからしか入手できないことを理解しましたが、色んなモノが色んな変換を経て最終的にEWCに流れ着く様子を図にしました。
これを踏まえて次章以降に進みましょう。
ショップでのカード購入
ここからはEWCをなるべく多く・なるべく効率よく集めるためにどうしたらいいか?ということを考えてみようと思います。
主に、所持しているカードが全て、もしくは概ねLv.14まで上がっているプレイヤーが対象になると思います。
まずは、ゴールドをEWCに替える方法です。
ショップでカードを購入した時、カード1枚あたりに起きることを表にしました。
カード レア度 | 必要ゴールド | 超過時 入手EWC | 入手EWC /ゴールド |
---|---|---|---|
ノーマル | 10 | 2 | 0.2 |
レア | 100 | 10 | 0.1 |
スーパーレア | 1000 | 50 | 0.05 |
ウルトラレア | 40000 | 200 | 0.005 |
チャンピオン | ― | ― | ― |
「ノーマル」レアを例にとってみます。ショップで500ゴールドで50枚のカードを購入します。このカードがLv.14からあふれると100EWCが変換入手できます。つまり1ゴールドあたり0.2EWCの割合でゴールドをEWCに変換できたことになります。
このゴールド→EWC変換レートは「ノーマル」レアが0.2で最も良く、「レア」はその半分、「スーパーレア」は更にその半分となります。ウルトラレアは極端に悪いです。
ショップではノーマルやレアを買おう。ゴールドが余ればスーパーレアも。
ゴールドがカンストしている人は
アップデートを迎える時に、ゴールドが所持上限である5,000,000ゴールドに到達している人もいるでしょう。
カードもLv.14で全てカンストしている人は、Lv.15へのアップグレードにはゴールドを必要としないので、ゴールドの使い道がショップでカードを買うことしか無くなります。
そういう人は変換レートが悪くても、ウルトラレアを含めてショップに並んだカードは全て買うことになるでしょう。
アップデート後はこれまでよりゴールドの入手量が増えると告知されているので、そうでもしないと毎日のゴールドの消費量が入手量を超えてくれないでしょう。
魔法アイテムはEWCに交換すべき?
魔法アイテムは所持上限を超えると何かしらに変換されて入手し、損はしません。では自分でEWCと交換するのとどちらが良いのでしょう?
ワイルドカード
ワイルドカードが所持上限を超えて入手してあふれた時は、もともと、同レアのランダムなカードに変換される仕組みです。
このカードがLv.14以上にあふれた場合は、アップデート後は自動的にEWCに変換されると思われます。
カードとワイルドカードのEWCへの変換レートは同じなので、つまりは、ワイルドカードは自分でEWCと交換しても交換せずにあふれさせても結果としては同量のEWCが入手できると思われます。
指南書 (+ 秘伝書?)
指南書と秘伝書は所持上限以上に入手すると、100エメラルドが変換入手できます。
一方で自分でEWCに交換すると5000EWCになります。
仮に、1エメが100ゴールド相当の価値を持ち、ゴールドはショップでノーマル購入にあてた場合で計算すると、100エメラルドで入手できるのは2000EWCになります。
このことから本はあふれさせずに自分でEWCに交換したほうがお得だと思われます。
シーズンショップで何を買うか
ここではシーズンチケットを使ってEWCを稼ぐ方法を見てみましょう。
今シーズン(6月シーズン)のシーズンショップの品揃えで計算してみました。
上記画像の入手EWC率(黄文字)が大きいものを優先で買うと効率よくEWCが入手できます。
ゴールドに関しては、そのゴールドでショップにてどのカードを買うかによって価値が変わってきます。
ゴールドではウルトラレア以外を買った場合を考えると、入手EWC率が高い順番はこうなります。
- [50.0] 強化の指南書(レア)
- [41.7] ワイルドカード(レア)とワイルドカード(スーパーレア)の一番安いやつ
- [40.0] ノーマルカード
- [38.0] ゴールドの一番安いやつ
強化の指南書は既に所持している場合(所持上限に達している場合)、所持している指南書をEWCに交換してから新しいものを入手するという順番に気をつけましょう
もしゴールドでウルトラレアを含め全てのカードを買った場合を考えると、入手EWC率は9.0と最悪レベルになるので注意しましょう。
シーズンショップでは、ワイルドカードのレアとスーパーレア、そしてカードのノーマル、レア、スーパーレアあたりは常に優先的に買っておけば間違いなさそう
最後に
公式ブログの説明では、受動的(passive)という言葉が多用されていました。
エリートレベルへのアップグレードは、資源を自ら獲得して行うものではなく、どちらかというと時間と忍耐を要する受動的なプロセスです。
(エリートレベル(レベル15)への到達方法 より)
確かにレベル14までは、チャンピオンをアップグレードしたかったらロイヤルワイルド宝箱やチャンピオン宝箱を探し求め、レアごとに存在するワイルドカードや指南書を駆使し、カードが足りない、いやゴールドが足りないと、カードをアップグレードするために必要なことが煩雑になっていたかもしれません。
それに比べるとレベル15に上げるために必要なものはロイヤルワイルドカードに一本化され、しかも好きなカードを選んでアップグレードすることができます。
これは良いことのように思えます。しかし心配な点もあります。
—-
例えば1つのデッキしか使わない人は最低で8枚のカードをLv.15にすれば「デッキをカンスト」させることができます。Lv.14までだったらワイルドカードやカードのトレードで8枚を集中してアップグレードできましたが、Lv.15に上げるには基本的には既にLv.14になっているカードをあふれさせてEWCを入手する必要があります。
まだLv.14になっていないカードがたくさんある人は、ワイルドカードやカードのトレードで入手できるのはあくまでもまだLv.14になっていないカードです。
つまりは、今まで1デッキ集中型で特定のカードだけカンストしてきたプレイヤーがエリートレベルのカードを作っていくには「まず全カードLv.14に上げてね」ということにならないかという心配です。
更にクラン対戦用に4デッキをカンストに近づけようという事がどれだけ大変なことになるのか…?
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ただ少し考えると、クラロワというゲームが長く続く限り、プレイヤーに「やること」を与え続けることは大事であり、そのために定期的にレベル上限が上がるのはある意味必然なんだろうと思います。でもその度に「せっかくレベルを上げたのに」とプレイヤーからは不満の声が上がります。
このことから、今回エリートレベルが産まれたのは、レベル上限を上げるスパン(期間)を長くすることが一つの目的なのではないかと考えます。
デッキがカンストしてからが本番ではなく、デッキがカンストするまでの間に、どのカードからレベルを上げようか考えたりカードレベルに合ったデッキを探したりする、考えるクラロワを楽しむことが特にこれからプレイヤーに求められることかも知れません。
関連記事
レベル14が解放されたのは2021年10月27日(水)に実施されたアップデート時でした。
魔法アイテムについては以前書いた記事があります。
以上です!よきクラロワライフを!
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