去る12/5(土)と12/6(日)にクラロワリーグ(Clash Royale League / CRL)世界一決定戦が行われました。
本記事では今シーズン、Eastの試合について書いていたWeekly CRLシリーズの形式を引き継ぎ、この世界一決定戦の結果をまとめてみたいと思います。
(※)本記事中の図表はCRL Pocketのものなどを使用しています。
目次
試合結果
世界一決定戦は8チームによるシングルエリミネーション形式(敗者復活無し)トーナメントで行われました。
世界一決定戦前に試合形式などについて書いた記事はこちら👇
【参考】【クラロワリーグ2020】世界一決定戦 予習まとめ
結果はスペインのTeam Quesoが優勝し見事世界一の座に輝きました。日本チームの最高位はPONOSの3位でした。
【2020/12/19追記】5分弱のハイライト動画が公開されました👇
試合結果
試合の結果と内容を一言書いていきます。
Day1 12/5(Sat)
実況解説
前半:海老江邦敬(@kuroebi_games)・みかん坊や(@orange____boy)
後半:岸大河(@StanSmith_jp)・shun(@shun_CR510)
初日は準々決勝の4試合が行われました。
Team Queso 3-2 FAV gaming
セットを取っては取られるの均衡した戦い。Set2のKOHでは「驚異の新人」Hajimeが3タテを決める。だがSet3とSet5でRUBENにやり返され、日本チームの一つFAV gamingは惜しくもここで去る。
PONOS 3-0 Tribe Gaming
Tribe GamingのTNT・JupiterKingペアはWestプレイオフ最終戦に続き今シーズン2回目の2v2出場。PONOSのMugiはKOHの大将戦でBoeufmacを破ったのに続きSet3でもJupiterKingを下し、こちらも新人とは思わせないエースぶりを発揮した。
Nova Esports 2-3 paiN Gaming
中国チーム以外はオンライン(リモート)での参加となる今回の世界一決定戦。この試合で初めて会場で試合をする選手やレフェリーの様子を見ることができた。paiN GamingのWallaceはKOHで3タテ。セットカウント0-2と追い込まれたNova EsportsはCRSとLciopが1v1セットに勝利し五分に戻す。Set5、Little Chenが最初のGameを取るがそこからWallaceが2Game連取してpaiNが接戦を制した。
SK Gaming 3-1 W.EDGM
SK Gamingはレギュラーシーズン中はKOHで1勝4敗、1v1セットで0勝1敗と成績が振るわなかったSergioRamosをKOHに抜擢。2017年の個人の世界一決定戦で優勝したレジェンドが先鋒として1勝をあげたことは世界の多くのファンに感動と喜びを与えた。試合はどのセットも接戦となったがxopxsamとMortenがHigher・Solomanの2枚看板に競り勝つ形で勝負を決めた。
Day2 12/6(Sun)
実況・解説
前半:海老江邦敬(@kuroebi_games)・いけだつばさ(@Wing_CR)
後半:岸大河(@StanSmith_jp)・みかん坊や(@orange____boy)
Team Queso 3-2 PONOS
準決勝第一試合。KOHでは先鋒iAmJPの3タテをMugiが止めるがCuchii CuuのエリゴレヒーラーがMugiを倒す。Set5の最終Gameが勝負を決める運命の戦いとなったがRUBENが取りTeam Quesoが決勝にコマを進めた。HajimeとMugi、新人にして日本のエースとなった両者はRUBENの大きな壁に止められた形となった。
paiN Gaming 0-3 SK Gaming
準決勝2試合目。準々決勝で出番の無かったJavi14は俺もいるぞとばかりにKOH3タテ。SK Gamingの総合力の高さを見ることができた試合となった。
PONOS 3-2 paiN Gaming
3位決定戦。TENGOD(天GOD)は2v2でこの世界一決定戦に初登場。大将としてKOHを“まくった”MugiはSet3とSet5でもストレート勝利し、Eastリーグで大暴れした実力を世界一決定戦でも発揮した。PONOSは世界一決定戦での成績は2018年のベスト4を超える3位の成績となった。
Team Queso 3-2 SK Gaming
運命の決勝戦。KOHでxopxsamが3タテし、セットカウント2-0。流れは完全にSK Gamingだと思われた。Team QuesoはSet3とSet4ではともにGameを先取されてからの逆転勝利。Set5はRUBENがストレートで勝ち、Team Quesoが逆転で世界一の座を掴んだ。SK Gamingは実に4度のマッチポイントを逃した悔しい敗戦となった。
活躍ランキング
世界一決定戦で活躍した選手を数字で見てみます。
Team QuesoのRUBENが3試合とも1v1のセットに2回出て、全てに勝利。これは驚異的です。
SK GamingのMortenとxopxsamの2v2ペアは3勝。xopxsamはKOHで5勝無敗と強さを見せました。
PONOSのMugiはKOHと1v1の両方で勝ち越す好成績。RAD・RAIKIJONESペアは2v2で2勝無敗でした。
勝率的にはNova EsportsのCRSが1v1で1勝0敗(Game単位でも2勝0敗)と勝率100%でした(もっと試合を見たかった)。
注目デッキ)巨スケロイジャイ
個人的に注目したデッキについて見てみるコーナーです。
世界一決定戦ではこのデッキがよく使われていて印象に残りました。
使用された試合
下記が世界一決定戦でこのデッキが使われた試合の一覧です。
■[Day1 Match1] Team Queso 3-2 FAV gaming
[Set2] Hajime vs RUBEN ババ小屋エリゴレヒーラー [勝利]
[Set3] Hajime vs RUBEN ディガーWB [敗北]
[Set5] RUBEN vs Hajime ボウラーランバーバルーンフリーズ [勝利]
■[Day2 Match1] Team Queso 3-2 PONOS (準決勝)
[Set3] RUBEN vs Mugi ラヴァ [勝利]
■[Day2 Match3] PONOS 3-2 paiN Gaming (3位決定戦)
[Set2] KK vs Vitor75 ディガーWB [勝利]
[Set4] Sweep vs KK ババ小屋遅延スケラ [勝利]
■[Day2 Match4] Team Queso 3-2 SK Gaming (決勝戦)
[Set2] iAmJP vs Javi14 メガナイトスケラ [勝利]
[Set2] xopxsam vs Cuchii Cuu ボウラー遅延スケラ [勝利]
[Set3] Javi14 vs RUBEN 迫撃ムートスケラ [敗北]
[Set4] iAmJP vs xopxsam ラヴァクローン [勝利]
[Set5] Morten vs RUBEN 迫撃ムートスケラ [敗北]
珍しく見えるこのデッキですが、なんと11試合で8人の選手が使ったデッキという事になります。また、勝率も8勝3敗の73%と高勝率を挙げました。
初日はHajimeがこのデッキでRUBENに勝ちましたがその試合で逆にRUBENに使い返してリベンジ。2日目には色んな選手がこのデッキを使い(決勝では5回も!)、たった1日でこのデッキの評価が爆上がりしたようにも見えます。
HANExHANEデッキ?やむしデッキ?
巨大スケルトンとロイヤルジャイアントの入ったこのデッキですが、世界一決定戦の試合中のチャットにはHANExHANEデッキかやむしデッキかという、このデッキは誰の作ったデッキかという会話がありました。
この答えはやむしさんが世界一決定戦直後に投稿した次の動画にあると思います。
結論はハネハネデッキでもありやむしデッキでもあるという感じでしょうか(詳しくは動画を見てください)。
やむしさんは昔からハネハネデッキの使い手(研究者?継承者?)として有名ですね。下記動画(2020/02/14投稿)ではやむしさんがいろんなバージョンのハネハネデッキを解説しています。
いずれにしても、日本人が作ったデッキが世界一決定戦で大暴れしたことは同じ日本人としてちょっと誇らしい気分になりました。
最後に
世界一になったTeam QuesoはWestリーグの時からチームの部屋に試合台を置き、立って試合をし、それは世界一決定戦まで一貫していました。その魅せるプロ意識は称賛に値すると思います。
これにて2020年のクラロワリーグは終わりとなりました。優勝したTeam Queso、優勝できなかったチーム、世界一決定戦に進めなかったチーム、全てのチームの選手・関係者のみなさん、2020年お疲れさまでした。
またこのクラロワリーグを運営・進行したみなさん、Supercellのみなさん、試合の実況・解説をしてくれたみなさん、SNSや試合のチャットで盛り上げてくれたみなさん、全ての人にありがとうと伝えたいです。
来年もクラロワの熱い戦いが見られますように。VAMOS!
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以上です! Enjoy クラロワリーグ!
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