2022年のクラロワリーグ(CRL)では8つのゴールドチケット大会が開催されます。
全世界のプレイヤーが参加できる「グローバル」なゴールドチケット大会として2番目に開催されるのがQueso Cup Golden Edition(以降、本大会と記述)です。
本記事では本大会についての情報をまとめたいと思います。
【更新履歴】
[2022-05-05] 本大会の結果を別記事(下記参照)に書きました。
[2022-04-23] ルールブックに変更がありましたので、本記事に反映しました。
[2022-04-13] ルールブックが公開されましたので、分かった点を本記事に反映しました。
目次
情報源
本記事では下記の情報源などからの情報をもとに書いていきます。
大会公式
Queso Cup @QuesoCupTV
Queso Cup(ケソカップ)の公式Twitterです。クラロワだけではなくブロスタやクラクラ(クラッシュ・オブ・クラン)の大会も開かれています。
Queso Cupの公式サイトです。4/12にルールブックが公開されました。
CRL公式
CRL 2022: Queso Cup Golden Edition!
クラロワeスポーツ公式サイト内の本大会についての記事です。ゲーム内のクラロワニュースでは日本語訳の記事も見ることができます。
CRL 2022: Queso Cup Golden Edition
20分程度の本大会の紹介動画です。
クラロワリーグについて
クラロワリーグとはクラロワの公式eスポーツリーグです。
今年のクラロワリーグについては下記記事に書きましたが、概要は次のようになります。
- 世界一決定戦に出場できるのは16人
- 16枚のゴールドチケット(世界一決定戦への出場権)が配られるという体(てい)
- そのうちの8枚は8つのゴールドチケット大会の優勝者が手に入れる
大会全体の流れ
本大会の全体の流れを図にまとめました。
本大会は3つのフェーズ(段階)で構成されます。
ゴールドチケット大会は全てオープンな(誰でも参加できる)大会になると発表されており(*)、本大会の最初のフェーズはゲーム内で行われるグローバル大会です。
(*) 16歳以上という年齢制限などはあります
フェーズ1:Queso Cup グローバル大会
フェーズ1は「Queso Cup グローバル大会」(Global Tournament)です。
既にゲーム内にグローバル大会(ロイヤル大会)の予告が表示されています。
この結果により上位128名が次のフェーズに進みます。
日程
【開催期間】4/11(月)17:00 ~ 16(土)17:00
ルール等
基本ルールは通常のグローバル大会と同様に次のルールとなります。
- 5敗するまでに勝利した数によりランク付けされる
- クラウンタワーレベルとカードレベルはLv.11が上限となる
禁止行為
現時点で今回のグローバル大会について特別に説明がされている訳ではありませんが、通常のグローバル大会で禁止されている行為は今回も禁止されると考えるのが妥当でしょう。
クラロワ公式は事あるごとに下記のような呼びかけを行っています。
フェアプレイ実現に向けた取り組み(再掲) (2021-11-24 公式ブログ)
アカウント共有(代行)は当然のこととして、「ランキングにおける公平性のチェック」や「大きな大会に出場するアカウントの調査」も含まれます。
では具体的な禁止行為は何なんでしょう?これについては私からはっきり言うことは出来ません。
ですが、昨年クラロワ運営のコミュニティーマネージャーであるMax氏からグローバル大会でのBanについてのツイートがあり、これは一つのヒントにはなるのかな?と思います。
この時は2名のプレイヤーがtie trading(意図的に引き分けで試合を終わらせる行為)をし、1ヶ月のアカウント停止措置(Ban)が行われたようです。ですがその後Banは取り消すという措置が取られました。
とは言えグローバル大会でのtie tradingはその大会からの失格になる可能性があると書かれているので、今回のグローバル大会では(でも)意図的な引き分けは行わないのが無難だと思います。
その他の行為についてもランキング操作に関わるとみなされる行為は失格になる可能性があると思っておいたほうがいいのではないかと思います。
【2022-04-13追記】
4/12に公開されたルールブックには下記の記述がありました(筆者の日本語訳を掲載)。
1.8.1 トーナメントでのwintradeは、それに関与する2人のプレーヤーを排除することで厳しく罰せられ、そのトーナメントから完全に失格となります。
1.8.2 これらのプレイヤーのいずれかがトップ8(*)に残る場合は、ランキングの次のプレイヤーが代わりになります。
(*)トップ128の間違い?
1.8.3 組織は、wintradeが存在し、制裁を伴うかどうかを分析する権利を留保します。
wintrade(win trading)というのは対戦する2者間で意図的な勝敗を作り出す行為を意味します。分かりやすく言うと片方が片方に勝ちを譲る(わざと負ける)という行為です。これを行うと両者が本大会から失格となります。
ここで言うwintradeがtie trading(引き分け)を含むかどうかは分かりませんが、先に述べたようにランキング操作に関わるとみなされる可能性のある行為なので、やらないほうが良いというのが筆者の考えです。
【2022-04-23追記】
変更されたルールブックにより、複数のアカウントで通過の資格を得た選手は次フェーズで使用するアカウントを選べることが書かれました。それまでは最も上位のアカウントでフェーズ2に参加すると書かれていました。
フェーズ2:トーナメント戦
フェーズ2は128人によるトーナメント戦(Closed Bracket)です。
この結果により、16名が次のフェーズに進みます。
日程
【開催期間】4/23(土)、24(日) ともに23:00開始(日本時間)
配信
このフェーズから大会公式の配信が行われます。
日本語配信はラッシュ(Rush)さん(Twitter)が担当します。
ルール等
128人のシングルエリミネーション(=敗者復活無し)トーナメントが2回(2日)行われます。各対戦はデュエルのBO3(3本勝負)で行われます。
16名が次のフェーズに進みます。
各トーナメントの優勝者は次フェーズへの進出を決めます。それ以外の選手はポイントランキングの上位の選手が次フェーズへの進出を決めます。
【2022-04-23】ルールブック変更により記述を変更しました。それまでは優勝者の次フェーズへの進出は書かれていませんでした。
ポイント
選手はトーナメントでラウンドを進む(勝利する)たびに1ポイント獲得します。更に決勝に進んだ選手は+1ポイント獲得します。
128人→64人→32人→16人→8人→4人→2人→1人(優勝)
このように7ラウンド行われ、6連勝して決勝に進んだ時点で7ポイントを確保します。
2回行われるトーナメントの合計ポイントで順位が付くことになります。
【2022-04-23】ルールブック変更により記述を変更しました。それまでは優勝者のみが+1ポイント獲得するというルールでした。
タイブレイカー
獲得ポイントが並んだ場合、到達したラウンドが高いほうが順位が上になります。
それも並んだ場合、並んだ人同士で何らかの順位を決めるための戦いが行われます。
フェーズ3:グランドファイナル
フェーズ3は16名によって行われるグランドファイナル(Grand Finals)です。
日程
【開催期間】4/30(土)、5/1(日)
ルール等
16名の選手がダブルエリミネーション形式(=敗者復活あり)のトーナメントで戦います。各対戦はデュエルのBO3(3本勝負)で行われます。
ブラケット(トーナメントのシード位置)はフェーズ2の順位によって下記のように決まります。
- 1位 – 16位
- 8位 – 9位
- 4位 – 13位
- 5位 – 12位
- 2位 – 15位
- 7位 – 10位
- 3位 – 14位
- 6位 – 11位
賞金
各ゴールドチケット大会の賞金プール(賞金総額)は50,000ドル(約580万円)で統一されています。本大会の賞金内訳は下記のようになっています。
順位 | 賞金 |
---|---|
1位 | $30,000(約370万円)+ゴールドチケット |
2位 | $15,000 |
3位 | $5,000 |
先に行われたBernerd Chong Cup Golden Editionでは16位($500)まで賞金がありましたが、本大会では人数が絞られ、その分入賞した際の賞金額が増えています。
その他のゴールドチケット大会
本大会より前に行われたり、平行して行われたり、実施が発表されているゴールドチケット大会を一覧にしてみます。
No. | 大会名 | 日程 | 対象 | 参考 |
---|---|---|---|---|
1 | Bernard Chong Cup Golden Edition | 2/17(木)~3/26(土) | グローバル | 結果記事 |
2 | Snapdragon ESL EUR & MENA | 4/22(金)~6/25(土) | ヨーロッパ&アフリカ | 発表ツイート |
3 | Queso Cup Golden Edition (本大会) | 4/11(月)~5/1(日) | グローバル | |
4 | Snapdragon ESL の他地域(?) | |||
5 | RoyaleMSTRS(?) | |||
6 | ? | |||
7 | ? | |||
8 | ? |
RoyaleMSTRSは今年のクラロワリーグ発表時に示されていた大会の一つです。
最後に
前回のBernard Chong Cup Golden Editionの大会形式と比べると、本大会はずいぶん手順はシンプルだなというのが最初の印象です。
いきなり128名が選ばれ、その次で16名に絞り込まれるということで、ザックリやりすぎじゃない?と思わなくもないですが、何重にもある面倒な手順が苦手という選手には良い形式かもしれませんね🤔
以上です! Enjoy クラロワリーグ!
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