先日、今年のクラロワリーグ(CRL)の全貌が明らかになりました。
本記事ではこれについてまとめたいと思います。
[注意] 本記事は全ての情報を網羅しているわけではありません。また間違いや今後大会仕様の変更がある可能性がありますので、選手の方は特にルールブックを確認するようにしてください。
目次
全体概要
今回明らかになった情報を含めたクラロワリーグ2022の全体を図にしてみました。
以前発表された情報(下記記事参照)に加え、今回は図のCRL予選と世界一決定戦の詳細が発表されました。
ゴールドチケット大会はコミュニティ大会なので、つまりは今年のクラロワリーグの中で公式が主催する部分が今回明らかになったと言えます。今回公開されたルールブック(後述)もこの「公式が主催する部分」についてのルールブックとなっています。
情報源
7/6 ティザー動画などの公開
7/6(水)0:00に下記の動画が公開されました。
【CRL22】クラロワリーグ2022の詳細!世界一決定戦はフィンランドで開催されます👑今年の世界チャンピオンは誰になるでしょうか!? (英語版)
また公式サイトやアプリ内クラロワニュースに記事がアップされました。
7/13 ルールブック公開
7/13(水)にはルールブックが公開されました。
発表内容の概要
今回新たに発表された内容は主に下記のものとなります。
- ゴールドチケット大会は6つで終わり
- 残りの10枚のゴールドチケットはCRL予選で配られる
- 世界一決定戦はオフラインで実施(フィンランド・ヘルシンキ)
- 賞金総額は100万ドル以上
用語
本記事では主に前述のルールブックの内容に沿って書いていきますので、ルールブックで使われる用語について見ていきましょう。
本大会(Tournament)
- 予選(Qualifiers): 本記事では便宜上「CRL予選」と記述します。
- 世界一決定戦(World Finals)
この2つを合わせて本大会(Tournament)と呼びます。
大会ハブ(Tournament Hub)
アプリ内に設けられる機能・画面です。プレイヤーが大会への参加登録を行ったりプレイを行うことができます。
クラロワの画面内に(選手にはおなじみの)Battlefy的な機能が組み込まれるというイメージでいいと思います。
日時について
日時はルールブックではUTCで書かれていますが、本記事内のでは原則日本時間で記述します。
参加資格
主な参加資格は次の通りです。
- 8月15日までに16歳に達している必要があります
- プレイヤーはそれぞれ単一のアカウントでのみ参加可能です
- プレイヤーは、アプリストアからクラッシュ・ロワイヤルをダウンロードできる地域に居住している必要があります。
ステージ1: 20勝チャレンジ
ここからはCRL予選の各ステージについて見ていきましょう。
最初のステージは20勝チャレンジ(20-Win Challenge)です。
【期間】8/6(土)17:00 ~ 11(木)17:00
過去何度も実施されているチャレンジで、3敗するまでに20勝するとクリアとなるチャレンジです。
このステージのみ、デュエルではなく通常バトルが使用されます。
ステージ2への登録
【登録開始】8/12(金) 17:00
【登録終了】8/15(月) 18:00
20勝チャレンジをクリアした人は大会ハブから次のステージへの参加登録を行うことができます。
ステージ2: ランク戦
ステージ2はランク戦(Ladder)です。
【期間】8/15(月)18:00 ~ 20(土)18:00
プレイヤーは最初に1000ポイントを所持しています。期間内に大会ハブから対戦を行い、その勝敗によってポイントが増減します。
各対戦はデュエルで行われます。
期間終了時上位128名が次のステージへ進みます。
マッチングについて
期間中いつでも対戦相手を検索でき、同じく検索中のプレイヤーと先着順でマッチングされます。
八百長を防ぐ観点から、ランク戦期間中に同じ対戦相手と再度マッチングされることは基本的にありません。八百長を含め、ランク戦の順位を操作しようとする行為は厳格に禁止されています。
試合数について
各プレイヤーは24時間ごとに10戦までプレイできます。
例えば、8月16日の17:00(UTC)に最初のマッチをプレイして、直後にさらに9戦を行った場合、8月17日の17:00(UTC)まで新たなマッチをプレイできません。
このようにルールブックにあるので、期間内のどの24時間を切り取っても10戦を超えて試合出来ないという仕組みなのかな?と想像します。
期間が5日間なので最も多く試合したとして50試合となるでしょう。
ポイント増減量について
各マッチで増減するポイント数は、双方のプレイヤーが所持するポイントの差によって決まります。ポイントの計算は、ELOレーティングシステムに基づいて行われます。
[参考] イロレーティング – Wikipedia
ステージ3への登録
【登録開始】8/20(土) 19:00
【登録終了】8/26(金) 21:00
上位128名が次のステージに進みますが、失格者などが出ることを考え、登録フォームは上位160名に対して送られます。
ステージ3: ダブルエリミネーション
ステージ3はダブルエリミネーション(Double Elimination)形式のトーナメントが実施されます。128名が参加し32名が次のステージに進みます。
【日時】8/27(土)21:00~
各対戦はデュエルで行われます。
ダブルエリミネーションとは敗者復活ありの形式で2敗するとそこで敗退となります。
シード位置はステージ2の順位によって決まります。
トーナメントは残り32名になるまで行われます。Winnersの16名に勝ち残った人とLosersの16名に勝ち残った人の合計32名が通過となります。
通過者は下記のような勝敗パターンになると思います。
Winners側
勝勝勝
Losers側
勝勝負勝
勝負勝勝勝
負勝勝勝勝
ステージ4: スイス形式
ステージ4はスイス形式(Swiss)です。32名が参加し16名が次のステージに進みます。
【日時】9/3(土)21:00~
各対戦はデュエルで行われます。
最初のラウンドは、ステージ3のWinnersの16名とLosersの16名がランダムでマッチングされます。
2ラウンド目以降は勝敗数が同じ選手同士がマッチングされます。
各プレイヤーは3敗するまでに3勝することで次ステージへの通過を決めます。
プレイヤーは最大で5ラウンドをプレイすることになります。
ステージ5: スイス形式
ステージ5も同じくスイス形式(Swiss)です。16名が参加し8名が世界一決定戦への出場を決めます。
【日時】9/10(土)21:00~
最初のラウンドのマッチングがランダムである他はステージ4と同じ方法で行われます。
ラストチャンス予選
CRL予選の最後の戦いがラストチャンス予選(Last Chance Qualifier/LCQ)です。
【日時】9/11(土)21:00~
ステージ5で敗退した8名が争い、2名が世界一決定戦への出場を決めます。
シングルエリミネーション形式(敗者復活なし)のデュエル対戦で行われます。
世界一決定戦
今年のクラロワリーグの最後であり最高の舞台が世界一決定戦(World Finals)です。
【日時】9/23(金) ~ 25(日) 各日22:00開始
16名のプレイヤーがダブルエリミネーション形式のトーナメントで戦います。
各対戦はデュエルで行われます。プレイヤーは各ゲーム間に次のデッキを用意する時間が2分間用意されます。
フィンランドのヘルシンキで観客の前で行われるオフライン大会です。
賞金
本大会の賞金は下記の通りです。
世界一決定戦
順位 | 賞金 |
---|---|
1 | $250,000 |
2 | $125,000 |
3 | $80,000 |
4 | $65,000 |
5-6 | $50,000 |
7-8 | $40,000 |
9-12 | $30,000 |
13-16 | $20,000 |
【合計】900,000ドル
ラストチャンス予選
順位 | 賞金 |
---|---|
17-18 | $10,000 |
19-22 | $7,000 |
【合計】48,000ドル
ステージ4: スイス形式
順位 | 賞金 |
---|---|
23-28 | $5,000 |
29-34 | $3,000 |
35-38 | $1,000 |
【合計】52,000ドル
全てを合計すると1,000,000ドル(約1億4000万円)となります。
1つ気になるのが、公式ブログ等で「100万ドル以上(over $1,000,000)」という表記がある点です。
ブロスタの大会ではかつて、プレイヤーがショップで特定のものを購入することで50万ドルが上乗せされたことがあるので、もしかするとそういう追加発表があるかもしれません。
配信
本大会の配信についてルールブックには次のようにあります。
ステージ2のランク戦イベントでは、プレイヤーは自分のマッチをストリーミング配信することができます。ただし、配信は自己責任で行うものとします。
ルールブックに記述は無いですが、ステージ1の20勝チャレンジは本大会と関係無くても参加できるのでおそらく配信は制限されないでしょう。
ランク戦は先着でマッチングされることもあり、配信したとしてもスナイプ(*)には気をつける必要がありますね。
(*)タイミングを計り有利なデッキで特定のプレイヤーとマッチングしようとする行為
ステージ3以降については公式の配信があります。
最後に
各ゴールドチケット大会の賞金プール(賞金総額)は5万ドルでしたが、「ここが本体」と言わんばかりに公式主催の本大会の賞金プールは100万ドルとなりました。世界一決定戦の優勝者には25万ドル(約3500万円)が与えられ、これは昨年の20万ドルから増加しています。
果たしてこの夢をつかむのはどの選手になるでしょうか!?
今年は久々に世界一決定戦がオフラインで行われることになり、世界中の有名プレイヤーやクラロワ界の有名人が一箇所に集まるのはワクワクしますね!
色んな人の発信情報
今回の発表を受けて反応・解説です。
けんつめしさん
世界大会が超豪華でヤバい!遂にオフライン復活!大会予選について解説します! (7/7)
以上です! Enjoy クラロワリーグ!
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