クラロワの公式eスポーツ大会であるクラロワリーグは、9/23(金)から25(日)にかけて今年の世界一決定戦が行われ、エジプトのMohamed Light選手が優勝しました。
本記事ではこの世界一決定戦を振り返ることができるように大会の結果などをまとめたいと思います。
目次
各種リンク
今回のクラロワリーグ世界一決定戦(以降「本大会」と記述)に関係するリンク集です。
クラロワeスポーツ公式(英語/グローバル)
- Clash Royale Esports @EsportsRoyaleEN
- 公式サイト esports.clashroyale.com
クラロワ 日本語公式
- クラロワ公式 @ClashRoyaleJP
クラッシュフェス 特設サイト
- クラッシュフェス event.clashroyale.com
配信
本大会の配信は、英語による本放送が公式YouTubeチャンネルで行われ、それ以外の言語の放送は各地域のクリエイターのチャンネル(YouTube、Twitch)にて行われました。
ここでは本放送(英語)と日本語放送の配信アーカイブのリンクを掲載します。
Day 1
10試合目のGencAslan 対 Dominikの試合の途中から次のEnderG 対 Vitor75の試合にかけて、YouTubeの不具合で配信が停止するトラブルがありました。
このため、本放送のYouTubeは途中が切れている状態のアーカイブになっており、日本語放送もこの部分が切れ、2枠に分かれるアーカイブとなっています。
なお、YouTubeで切れた部分も含めて全ての試合は本放送のTwitchの方のリンクで見ることができます。
Day 2
Day 3
事前記事
大会前に書いた世界一決定戦に関連する記事は下記のものがあります。ご参照ください。
結果(トーナメント表)
本大会は16名によるダブルエリミネーション形式(敗者復活あり)のトーナメント戦で行われました。
試合結果を含めたトーナメント表を作ってみました(下記画像)。
初戦にKK選手(日本)に敗れたMohamed Light選手(エジプト)はLowerブラケットで6連勝して決勝に進出。決勝でもMorten選手(ドイツ)に2連勝し、なんと1敗後の8連勝で世界一に輝きました。
試合概要
ここでは各試合の結果と内容を簡単に書いていきます。
[勝者デッキ]の欄には試合(デュエル)に勝利した方のプレイヤーが使用したデッキを記載します。
Day 1
Upperブラケット 1回戦
SandBox 2-1 Keef
[勝者デッキ] ロイジャイ(負) → 巨スケスケラ(勝) → 迫撃ホグ(勝)
SandBoxは勝ちを確認し自分に拍手
Sweep 2-1 Ardentoas
[勝者デッキ] 巨スケロイジャイ(負) → メガナイトラム(勝) → エレジャイ(勝)
Game3、Sweepのミニペがタワーに3発
LucasXGamer 2-0 GencAslan
[勝者デッキ] 巨スケロイジャイ(勝) → メガナイトラム(勝)
GencAslanはオンラインでの参戦(ビザ等の問題による)
Game2、Lucasはホグの尻振りスタンプから自らも尻を振る
Samuel Bassotto 2-0 Dominik
[勝者デッキ] 迫撃ディガー(勝) → ドリル神器(勝)
Game2でジャッジのミスがあり試合が中断される。同じデッキ同士で再戦が行われた。
Morten 2-0 EnderG
[勝者デッキ] ドリル神器(勝) → スケキン迫撃(勝)
EnderGはオンラインでの参戦。
Mugi 2-0 Vitor75
[勝者デッキ] ロイジャイ(勝) → ドリルWB(勝)
Game1、Mugiは読みウッドで盾の戦士を瞬殺してからのライトニングでロイジャイで大ダメージを与える
Game2、タイブレーク残り5秒、Mugiは許容の防衛からドリルファイボでタワーを折り勝利
KK 2-0 Mohamed Light
[勝者デッキ] アチャクイロイホグ(勝) → ロイジャイ(勝)
Game2、ロイジャイ対決を制しKKが「今年最強プレイヤー」のLightを倒す
airsurfer 2-1 PANDORA
[勝者デッキ] ゴーレム(勝) → ラヴァバル(負) → ディガーロケット(勝)
Game3、airsurferはPANDORA(マイティ枯渇)とロケットの打ち合いとなったが削り勝ちとなった
Lowerブラケット 1回戦
Keef 2-0 Ardentoas
[勝者デッキ] ロイジャイ(勝) → ラヴァバル(勝)
Game2、Ardentoas(ドリル神器)とキングタワー勝負となったが、Keefの墓石から出るスケルトンがゴブドリのゴブリンをブロックし、HP2残しでKeefが勝利
Dominik 2-1 GencAslan
[勝者デッキ] 巨スケロイジャイ(勝) → ランバルフリーズ(負) → メガナイトラム(勝)
Vitor75 2-1 EnderG
[勝者デッキ] 巨スケホグ(勝) → ドリル神器(負) → マイティ枯渇(勝)
Mohamed Light 2-0 PANDORA
[勝者デッキ] ディガーロケット(勝) → 巨スケロイジャイ(勝)
Lightは初戦の敗北の影響を感じさせない落ち着いたプレーで勝利
Day 1ではArdentoas、GencAslan、Ender G、PANDORAの4選手がトーナメントを去ることになりました(成績:ベスト16)。
Day 2
Upperブラケット 2回戦
SandBox 2-0 Sweep
[勝者デッキ] 迫撃ディガー(勝) → スケキンロイジャイ(勝)
Game2、SweepのジャイスパーキースケラをSandBoxは冷静に防衛し勝利
Samuel Bassotto 2-0 LucasXGamer
[勝者デッキ] アチャクイロイホグ(勝) → 遅延スケラフリーズ(勝)
ブラジル対決。Game2、スケフリの逆サイドのインドラがタワーを折って決着。
Morten 2-1 Mugi
[勝者デッキ] ラヴァディガー(負) → 巨スケロイジャイ(勝) → マイティ枯渇(勝)
Game2、Mugiはマジアチャトルネで一時タワーダメージを逆転するもMortenが勝ち切る
airsurfer 2-1 KK
[勝者デッキ] 巨スケロイホグミラー(負) → マイティ枯渇(勝) → 迫撃スケキンディガー(勝)
Game2、ゲーム終了間際にKK(ラヴァディガー)がタワーを折り1-1に持ち込むが、airsurferはマイティディガーのバーストエスケープ(スキル)とゴブリンバレルのコンボでタワーを折り勝利。
Lowerブラケット 2回戦
Keef 2-0 KK
[勝者デッキ] マイティドリルWB(勝) → 迫撃ディガー(勝)
KKは連戦となった。Game2、KKはメガナイトラムで最後猛攻をしかけるがKeefの安定した防衛の前に敗れた。
Mugi 2-0 Dominik
[勝者デッキ] ラヴァディガー(勝) → マイティドリル(勝)
Game2、Dominikの巨スケロイジャイの分厚い攻撃に対してもMugiはノーダメ防衛し、Dominikも思わず「Well Played!(やるな!)」メッセージを送信。
Vitor75 2-1 LucasXGamer
[勝者デッキ] マイティ枯渇(勝) → 巨スケディガポイ(負) → メガナイトドリルWB(勝)
Game3、序盤のVitor75のメガナイト・コウモリ・ミニペの攻撃にLucasは防衛手段無く、タワーを折られる
Mohamed Light 2-0 Sweep
[勝者デッキ] スケキンロイジャイ(勝) → マイティ迫撃ディガー(勝)
2Gameとも似たデッキ同士の戦いとなったがLightが実力を見せつけた
Lowerブラケット 3回戦
Mugi 2-1 Keef
[勝者デッキ] 巨スケロイジャイ(負) → マイティ迫撃ディガー(勝) → ドリルWB(勝)
Game1に敗れたMugiに対し観客席の(クラクラの解説としてフィンランドに来ている)ぼんじゅうるさんが熱い声援を送り、Mugiに気合が入る。
Mohamed Light 2-0 Vitor75
[勝者デッキ] 巨スケドリル(勝) → アチャクイホグクエイク(勝)
Game1、Lightはずっとダメージリードを取られていたが残り10秒で巨スケをタワーに到達させ逆転勝利。
Day 2ではKK、Dominik、Lucas、Sweepがベスト12で、KeefとVitor75がベスト8でトーナメントを去ることになりました。
UpperブラケットにSandBox、Samuel Bassotto、Morten、airsurferの4名とLowerブラケットにMugiとLightの2名。この時点でトーナメントに残るのは6名です。
Day 3
Upperブラケット 準決勝
Samuel Bassotto 2-0 SandBox
[勝者デッキ] アチャクイロイホグ(勝) → 巨スケロイジャイ(勝)
Game2、SandBoxはラヴァミラーを使うが序盤にSamuelの巨スケがタワーに到達してしまい大ダメージを負ってしまう。
Morten 2-0 airsurfer
[勝者デッキ] ドリル神器(勝) → メガナイトディガー(勝)
Game2、airsurferのスケキン迫撃ディガーに対してMortenは矢の雨+ザップ入りの”ピッタリ”のデッキを採用しプリンスの攻撃が刺さった
Lowerブラケット 4回戦
Mugi 2-1 SandBox
[勝者デッキ] 遅延スケラフリーズ(負) → メガナイトラム(勝) → アチャクイロイジャイ(勝)
Game2、MugiはSandBoxのゴーレムに劣勢が続くも最後に両サイドメガナイトからラムをタワーに届けダメージを逆転、タイブレークHP60差で勝利
Mohamed Light 2-1 airsurfer
[勝者デッキ] ディガーロケット(負) → 巨スケロイジャイ(勝) → 迫撃ホグ(勝)
Game1、Lightはロケットをアチャクイから外しカウンターで大ダメージを負い劣勢となった。
Game2、ロイジャイ同士の戦いとなったが、最後はLightの巨スケロイジャイハンターの形が決まり大ダメージを与えた
Game3、Lightが雪玉を切った後のairsurferのメガナイト+コウモリ+ディガーの攻撃を、Lightはアイスピでコウモリを全処理し防衛ホグでメガナイトを釣りつつ相手タワーにダメージを与える
Upperブラケット 決勝
Morten 2-0 Samuel Bassotto
[勝者デッキ] ドリルWB(勝) → ゴーレム(勝)
Game1、MortenはSamuelの巨スケロイジャイを防衛ドリルを駆使しながら守ると最後ゴブドリのゴブリンの攻撃をタワーに入れ逆転
Game2、Mortenは一度のゴーレム展開でトルネゴルナイも駆使してタワーを折り切る
Lowerブラケット 5回戦
Mohamed Light 2-0 Mugi
[勝者デッキ] ゴーレム(勝) → 迫撃ディガー(勝)
昨年の世界一決定戦の決勝のマッチアップ、再び。
Game1、Mugi(メガナイトラム)が一時リードするが、ゴーレム展開からのトルネゴルナイそしてライトニングの攻撃によりタワーダメージ逆転。
Game2、MugiのドリルWBをLightは完璧に防衛
Lowerブラケット 決勝
Mohamed Light 2-0 Samuel Bassotto
[勝者デッキ] 巨スケホグ(勝) → 遅延スケラ(勝)
Game1、Lightの出す”馬力の違う”ホグが毎回タワーを1発ずつ殴る。Samuelの出すドリルに対しても巧みな防衛を見せる。
Game2、拮抗した戦いとなったが、LightのスケラポイズンにSamuelのスケルトン部隊が一瞬で溶け、勝負あり
グランドファイナル
Mohamed Light 2-1 Morten
[勝者デッキ] ボウラースケラフリーズ(勝) → アチャクイロイホグ(負) → スケキン迫撃ディガー(勝)
Game1、Lightは絶妙のタイミングで橋前ゴルナイ+スケラを放つとタワーに2000近くのダメージを与える
Game2、Morten(マイティドリル)のドリルのゴブリンが何度かタワーを殴りダメージリードを増やしていった。Lightのロイホグはボムタワー採用で固く防衛。
Game3、LightのディガーコウモリにMortenが雪玉を割くのと同時にLightは橋前にスケキンとスケルトン部隊をぶっ放す。スケキンのソウルコール(スキル)にMortenはポイズンで防衛するがはみ出したスケルトンがタワーを殴り大ダメージ。
グランドファイナル(ブラケットリセット)
Mohamed Light 2-0 Morten
[勝者デッキ] ボウラースケラフリーズ(勝) → アチャクイ迫撃ディガー(勝)
Game1、Mortenはメガナイトラムデッキ。最終盤Lightはゴルナイを盾にスケラを放つと、Mortenはマザネクで防衛するが、Lightはトルネ+ゴルナイのパワーダッシュ(スキル)でタワーダメージを与える。タイブレークはHP79差でLightの勝利。
Game2、Mortenはゴルナイ・ファルチェ入りのドリルデッキ。MortenのドリルはLightが完璧に防衛し、一方Lightのディガーやアチャクイは生き生きと相手タワーに襲いかかり、ダメージ差を広げる。Lightが勝利し世界一に輝いた。
最終結果・賞金
世界一決定戦に出場した16名の最終成績と賞金は下記のようになりました。
順位 | 選手 | 賞金(ドル) |
---|---|---|
優勝 | Mohamed Light(エジプト) | $250,000 (約3600万円) |
準優勝 | SK Morten(ドイツ) | $150,000 |
3位 | Samuel Bassotto(ブラジル) | $80,000 |
4位 | Mugi(日本) | $65,000 |
5、6位 | CAL SandBox(韓国) airsurfer(アメリカ) | $50,000 |
7,8位 | Hmble Keef(イタリア) CMG Vitor75(ポルトガル) | $40,000 |
9~12位 | KK(日本) CAL Dominik(ドイツ) LucasXGamer(ブラジル) Sweep(カナダ) | $30,000 |
13~16位 | 19 Ardentoas(メキシコ) GencAslan(トルコ) EnderG(ベネズエラ) PANDORA(日本) | $20,000 |
CRL予選で好成績をあげた選手に配られる賞金を含めると、賞金総額は1,000,000ドル(約1億4000万円)となります。
選手のツイートなど
本大会を終えた時の選手のツイートや、その後アップされた動画、選手の写真などをここに掲載します。
【優勝】Mohamed Light
優勝インタビュー動画(英語/公式のツイート)
コーチ・アナリストとの写真(Allenのツイート)
【準優勝】Morten
【3位】Samuel Bassotto
【4位】Mugi(むぎ)
【Best6】SandBox
【Best6】airsurfer
【Best8】Keef
【Best8】Vitor75
【Best12】KK
【Best12】Dominik
【Best12】LucasXGamer
【Best12】Sweep
【Best16】Ardentoas
【Best16】GencAslan
【Best16】EnderG
【Best16】PANDORA
最後に
昨年惜しくも準優勝に終わったMohamed Light選手でしたが、今年もずっと好成績を出し続け、ついに世界一の座をつかみました。おめでとうございます!
今年準優勝に終わったMorten選手の来年の逆襲も楽しみです。
今年はオフラインで大会が開催され、試合の期間前や試合後などに選手同士が仲良く写真を取ったりする光景も微笑ましく見ることができました。
オンライン大会の時より選手の思いを強く感じることができましたし、観客席で応援する人や試合を伝えるキャスターなど周りの人の思いもより強く感じることができました。やっぱりオフライン大会っていいよなーと感じさせてくれた大会でした。
Day3の放送の最後には「CRL WILL RETRUN IN 2023!」(2023年に戻ってきます!)の文字があったので、来年も何らかの形でクラロワリーグは開催されると思います。
今年よりパワーアップしたクラロワリーグが来ることを期待したいと思います。
今年のクラロワリーグお疲れさまでした!!
以上です! Enjoy クラロワリーグ!
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