クラロワリーグはいよいよ11/24(金)から今年の総決算である世界一決定戦が行われます。
本記事ではこの世界一決定戦を観て楽しむ際に、知っておくいいかな?と思うことをまとめました。
世界一決定戦の結果はこちら。
【更新履歴】
[11/24] 配信情報を追記しました。
[11/23] 注目のカードとデッキの章を追記しました。
[11/23] 初戦のマッチアップの章を追記、選手の顔写真を掲載しました。
目次
クラロワリーグ世界一決定戦とは?
クラロワにおいて一年間行われる公式リーグがクラロワリーグです。
その一年のチャンピオンを決める戦いがクラロワリーグ世界一決定戦(以降、本大会と記述)です。
今年のクラロワリーグの開催が発表された時に書いた記事や、
予選にあたる、7ヶ月実施されたマンスリー大会の記事もご参照ください。
R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | R6 | R7
開催日: 24(金)~26(日)
本大会は11/24(金)~26(日)の3日間実施されます。
試合開始時間は各日、日本時間23:00です。
開催地: フィンランド
昨年に引き続き、クラロワを開発しているSupercell社のあるフィンランドのヘルシンキで世界一決定戦が開催されます。
会場はMessukeskus Helsinkiという展示会場みたいな所のようです。
時差
フィンランドのタイムゾーンは東ヨーロッパ標準時(EET)であり、UTC+2にあたります。
日本はUTC+9なので、日本時間から7時間引くとフィンランドの時間になります。
つまり、現地フィンランドでは16:00試合開始ということですね。
主要リンク
本大会についての公式情報や最新情報を入手するには、下記のリンクなどを見ておくと良いでしょう。
X(旧Twitter)
クラロワ公式 @ClashRoyaleJP
Clash Royale Esports @EsportsRoyaleEN
世界一決定戦 特設サイト
ルールブック
配信情報
英語の本放送は全て次のYouTubeチャンネルでライブ配信が行われます。
日本語での配信は日によって配信されるYouTubeチャンネルが変わります。
Day 1
実況:ラッシュ
解説:けんつめし
Day 2
実況:けんつめし
解説:ライキジョーンズ
Day 3
実況:ラッシュ
解説:けんつめし
【参考】けんつめしさんのツイート
大会形式
本大会は16人の選手が参加するダブルエリミネーション方式(敗者復活あり)のトーナメントで行われます。
上記のトーナメント表はUpper(上部・Winners・勝者)ブラケットのもので、実際はLower(下部・Losers・敗者)ブラケットも存在します。
ルールブックに書かれているフルのトーナメント表も付けておきます。
最後の決勝(Grand Final)ではLowerから上がってきた選手が優勝するには2回連続で勝つ必要があります。このため全部の試合数は30試合か31試合のどちらかになります。
書かれている番号が試合順で、これを3日間に分けて実施されます。
1日目は第一回戦の8試合、つまり各選手が1戦ずつ行うようです。
[11/24 修正]1日目は第一回戦の8試合とLowerの4試合が行われるようです。
対戦形式: デュエル
各試合(Match)はデュエル(Duel)と呼ばれる方式で対戦が行われます。
デュエルとは、カードのカブらないデッキで行われるBO3(3Game勝負)の対戦形式です。
本大会では各Game間に次に使うデッキを組む時間が2分間与えられます。
上記画像がデュエルの例です。プレイヤーAとプレイヤーBはそれぞれ同じカードを使用していないことが分かるでしょう。
現在クラロワにおいてカードは110種類あります。110のうちの3デッキで24なので選択肢は多そうに見えますが、現環境で必須級の限界突破カード(上記画像各デッキの一番左の1枚)や呪文の種類は限られているので、1Game、2Gameと進むに連れて使うデッキの選択肢は狭まってきます。
つまりデュエルは、数多くのデッキを高いレベルで使いこなすプレイスキルと、相手が使うデッキを読んでそれに対して有利なデッキを組むという読みの力が必要な対戦形式ということになります。
出場選手
前述のトーナメント表にも書かれていましたが、本大会に出場する選手の一覧を表にまとめてみました。
この16人の選手のX(元Twitter)アカウントは下記のリストにまとめられています。
初戦のマッチアップ
以下が選手の写真付き初戦のマッチアップです。
(画像は公式Twitterより)
ユニフォームからある程度分かりますが、Mohamed Light、Adriel、Vitor75、Pedro、RUBENの5人が所属するチーム「SKCalalas」(X)が最大勢力です。SKCalalasには最強のコーチ・アナリストであるJesus(X)がいることも大きな強みです。
他にはFaustとMortenがSK Gaming(X)所属、WallaceがTribe Gaming(X)などです。
日本選手 Mugi
クラロワの選手のことをあまり知らない人にこの選手だけ見ろ!と筆者が言いたい選手を3名取り上げます。
日本からは2名の選手が出場します。
1人目はMugi(むぎ)選手(X)です。
クラロワリーグが個人戦になった2021年からの成績は次のようになります。
【クラロワリーグ成績】
・2021 世界一決定戦 1位
・2022 世界一決定戦 4位
何と言っても2021年の世界王者です。
チームはCrazy Raccoon(X)所属です。
日本選手 PANDORA
もう一人がPANDORA(ぱんどら)選手(X)です。
【クラロワリーグ成績】
・2021 世界一決定戦 ベスト32
・2022 世界一決定戦 ベスト16
2年連続で世界一決定戦で勝利無しとなっていますが、一握りの人しか出場できない世界一決定戦に出場し続けることがどれだけ難しいことか。
チームはArneb(X)所属です。
世界最強!Mohamed Light
エジプトのMohamed Light(モハメド・ライト)選手はまぎれもなく現在世界最強の選手です。
【クラロワリーグ成績】
・2021 世界一決定戦 2位
・2022 世界一決定戦 1位
Light選手はここ数年ずっと最強と言われており、クラロワリーグもクラロワリーグ以外の大会もずっと1位を取っているんじゃないか?と思うほどに勝っています。
Light選手以外の15選手は、Lightという高い壁を超えない限り優勝できないでしょう。
勝つと子供のような笑顔になるのもLightの魅力の一つです。
詳しい動画
16名全選手の紹介はたぁ(X)さんの動画が分かりやすいです。たぁさんは今年のクラロワリーグで言ってみれば世界17位で惜しくも世界行きを逃した実力の持ち主なので、その言葉に間違いはないです。
注目のカードとデッキ
最近のクラロワのことをあまり知らない人向けに、試合中はこのカード・このデッキに注目しろ!というのを書いてみます。カードは特に「毎試合このカードが現れる」ぐらいに現環境で強いカード達です。
限界突破とは?
デッキに1枚ほぼ必ず入っているのが限界突破カードです。まず限界突破について説明します。
試合中、選手のデッキが表示されますが、その中で紫色の◆マークが付いているのが限界突破カードです。
限界突破カードは、通常状態に混じって何回かに1回、限界突破状態で場に登場するというものです。
限界突破状態のカードは強力な力を持ち、外観も変わります。
現時点で限界突破が存在するカードは9枚です。
この中でも特に強いカードをこれ以降で取り上げます。
リトルプリンス
リトルプリンスはこの11月に新登場したばかりのチャンピオンです。チャンピオンというのは好きなタイミングでスキルを発動できるユニットです。
リトルプリンスは3コストとこれまでで最も低コストのチャンピオンです。立ち止まって攻撃している間は攻撃速度が上昇する特別な力を持っています。
また、3コストのスキル「ロイヤルレスキュー」を使うとガーディアンがリトルプリンスを守るように猛然と現れてダッシュ攻撃を仕掛けます。
倒そうと思っても延命されるやっかいな奴です。
リトルプリンスが入った現環境で強いデッキを紹介します。
本記事ではマルチ(ゲーム内の通常モード)で人気のデッキを紹介します。デュエルの場合、使われるデッキの傾向が変わる場合があります。
また、デッキ画像をタップするとクラロワへデッキをコピーすることができます。
限界突破アーチャー
限界突破アーチャーはこの11月に限界突破が解放されたばかりのカードです。
矢の雨によって通常状態アーチャーは倒されますが、HPが上がる限界突破状態は生存します。
また、射程が5から6.5に伸びて遠くから攻撃できるようになり、さらに5から6.5の間の射程で攻撃する際は与えるダメージが2倍になります(パワーショットと呼ばれる)。
こちらの手の届かない位置からすごく高い火力で攻撃してくる奴らです。
限界突破ナイト
限界突破ナイトは8月に限界突破が解放されてからずっと最も強かった限界突破カードでした。何回か弱体化されましたが、まだ限界突破アーチャーに次ぐ人気を持っています。
限界突破状態のナイトは通常状態と比べ、ダメージ増加、攻撃速度Up、HP増加と基礎ステータス自体が上がります。
それに加え、ナイトが歩いている間(=攻撃していない時)は相手からの全てのダメージを60%カットします。
カッチカチに硬い奴です。
ゴブジャイアント
ゴブジャイアントはジャイアントのように建物に向かって突き進むユニットですが、背中の槍ゴブリンも攻撃をしてくるユニットです。
スパーキーやレイジとの組み合わせが強力です。
ボウラー
ボウラーは岩を転がして攻撃するユニットです。転がった岩は複数の地上ユニットにダメージを与え、体重の重くないユニットはノックバック(後ずさり)させることができます。
地上ユニットが多い限界突破カードやリトルプリンスに対して強い所から、現環境で採用が多くなっている可能性があります。
キャスター陣
日本語配信のメインキャスターはこのお二人が務めるようです。実際にフィンランドの現地での実況解説となります。3日間あるので他の方が入る日がある気配もあります。
公式ツイートにて、各国(各言語)のキャスター陣を確認できます。
ラッシュ(Rush)さんはここ数年海外の大会を中心に日本語の実況配信を時間を問わず地道にそして大量に行っています。そして今年、その活動がSupercell社に認められ公式クリエイターになりました。さらに公式大会クラロワリーグのさらに世界一決定戦の実況を今回初めて任されることになりました。
言葉は悪いかも知れませんが野良実況者から見事ドリームをつかんだと言えるでしょう。
毎年実況で世界一決定戦を盛り上げてくれた岸大河さんは今年は不参加のようで、それを残念がる声も聞こえます。このあたりの事情は分かりませんが、クラロワにどっぷり浸かったクラロワ専任の世界一決定戦を任せられる公式実況者が(ようやく?)今回誕生したということは事実でしょう。
岸さんはブロスタの世界一決定戦の実況をする(参考ツイート)ようなので岸さんの実況を聞きたい人はこちらで。
賞金
クラロワリーグ2023全体での賞金総額は130万ドル(約1億9000万円)です。
このうち世界一決定戦での賞金総額は90万ドルです。
順位 | 賞金(ドル) |
---|---|
1 | $250,000(約3700万円) |
2 | $125,000 |
3 | $80,000 |
4 | $65,000 |
5-6 | $50,000 |
7-8 | $40,000 |
9-12 | $30,000 |
13-16 | $20,000 |
※日本円は本記事執筆時点での149円/ドル換算
観戦・予想してゲーム内報酬ゲット!
これはクラロワを実際に遊んでいる人にメリットがあることで、本大会の期間中に下記の報酬が手に入るというものです。
手順は以下のようになります。
1. 本大会の特設サイト clashevents.supercell.com に、ゲームアカウントに連携させているSupercell IDでログインします。
2. 試合の勝敗予想など、この特設サイト上での何かしらのアクションを行い、ポイントをためていきます。
3. ポイントが到達した報酬が、連携してあるゲームアカウントに配布されます。
最後に
ここ数年はクラロワの大きい大会といってもほとんどオンラインで実施され、各選手のカメラ映像がその選手を映し出すにとどまっていました。これはクラロワリーグの予選についても同じです。
そんな中でこのクラロワリーグ世界一決定戦は実際にオフラインで対決する最高の舞台です。何と言っても1人と1人が実際に対面した状態でゲームで決闘するという所が、選手の興奮や緊張も伝わり最高です。
ライバルでありながら同じゲームを愛する仲間として試合前後に選手同士が交流する姿も見ていて嬉しくなるポイントですね。
以上です! Enjoy クラロワリーグ!
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