初めて韓国に行くと街中の看板がハングル文字ばかりで驚きますよね。
飲食店に入っても、店内やメニューは(日本語メニューもあるものの)ハングル文字であふれています。
ということで、韓国語がしゃべられなくても、せめて読めるようにならないかな?という事でこの記事を書いています。
【注意】個人的に調べた範囲で書いていますので、情報が間違っている場合もあります。ご注意ください。
ちなみに、ハングルという言葉には「文字」という意味が含まれているので、以降、「ハングル文字」でなくハングルと書きます。
目次
ハングル
ハングルは、朝鮮語を表記するための表音文字である
表音文字というのは、ざっくり言うと、文字と発音が一致する文字ということです。
日本語でいうとカナ(ひらがな・カタカナ)は表音文字ですが、漢字は表音文字ではなく、字が意味を表す表意文字ですね。
英語などのアルファベットも基本的には表音文字と言えるでしょう。
つまり、ハングルは、いくつかの文字の発音を覚えるだけで読めるようになる、読みやすい部類の文字だと言えるでしょう。
例
上画像の単語は2つの文字から成り、それぞれの文字は複数のパーツで構成されています。
パーツは母音と子音に分かれていて、それを続けて読むと発音できるという訳です。
左から右、上から下ということですね。
図の単語は「ソウル」と読むことができました。
アルファベット表記
文字のパーツは読みと対応している事が分かりましたが、もう1つ、アルファベット表記(英語表記)とも対応しています。
前章の文字の場合、各パーツは「s」「eo」「u」「l」と対応しています。
ですので、서울(ソウル)をアルファベット表記するとSeoulとなります。
案内標識などでは「서울」と「Seoul」が併記されていたりしますが、どちらを見ても読める(発音できる)ようにするのがベターですね。
一覧表
ハングルのパーツを母音と子音に分けて、一覧表にしました。
子音はフォント(書体)によってかなり見え方が違うものもあるので、3種類のフォントを書いてあります。
たくさんありますが、チャートの左側あたり、母音のㅏㅓㅗㅜㅡㅐㅔㅣと、子音のㄱㄴㄷㄹㅁㅂㅅㅈㅇㅎぐらいを覚えることができれば、残りの理解は早いような気がします😅
子音の「g/k」のような表記は、どちらでもいいというか区別が無いという意味です。
韓国語の発音では無声音/有声音の区別がないので、このようになります。
ビビンバでもピピンパでもだいたいでいいんです。
読んでみよう
いくつか単語を書いてみるので、読んでみましょう。
- ハングル
- アルファベット表記(文字単位)
- (カタカナ読み)
- 日本語の意味
の順です。
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갈비
gal bi
カルビ
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불고기
pul go gi
プルコギ(牛肉と野菜を甘辛いタレで炒めた料理)
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삼계탕
sam gye tang
サムゲタン(参鶏湯)(鶏肉にもち米などを詰めて煮た料理)
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김치찌개
gim chi jji gae
キムチチゲ
キムチ鍋(チゲは鍋料理の意味)
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육회
yug hoe
ユッケ(牛肉などの生肉を使った料理)
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지짐이
ji jim i
チヂミ(韓国風お好み焼き?)
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비빔밥
bi bim bab
ビビンバ(ご飯と色々なものを混ぜて食べる料理。石焼きビビンバ)
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아이스커피
a i seu keo pi
アイスコーヒー
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서울
seo ul
ソウル。韓国の首都。
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인천
in cheon
仁川(インチョン)。空港がある都市。
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명동
myeong dong
明洞(ミョンドン)。ソウルにある繁華街
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방
bang
バン
部屋という意味。漢字だと「房」。PC방=ネットカフェ。
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원
won
ウォン
韓国の通貨。10ウォン=1円ぐらい
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일본
il bon
イルボン
日本
最後に
外国語を覚えたいという時、会話(聞く・話す)と文字(読み書き)の二面があります。
読むという点に注目すると、フランス語やドイツ語などは、文字としては英語と共通する部分が多いので、発音という意味では読みやすいと思います。
例えば「Bonjour」をボンジュールと読める人は多いでしょう。
また、中国語は漢字を使用するので、発音は分からなくても、日本人なら、なんとなくの意味をつかめる場合があります。
ハングルは、初見だと発音する事も意味を理解する事もできませんが、少し覚えれば簡単に読めるようになると思うので、私も少しずつ覚えてみようかな?と思います。
日本人としてはあまり思いませんが、日本語は漢字・ひらがな・カタカナを使うので日本語を勉強する人は大変だろうなと思います😅
以上です!
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